2011/01/03

汝、隣人を「いいね!」せよ。

あまりにも有名すぎる「隣人を愛せ」というお言葉なの、“隣人”というのは日本語の近所の人・身近な人という意味よりも、アガペー(無条件の愛)というニュアンスの方が近いかもしれません。もっともこの辺を突き詰めていくと哲学の世界になってしまうので遠慮しておきます。
映画上映に先だって、Facebookがどんな物なのか漠然と想像してみた。

よくよく考えると5億人が隣人と仲良くしている世界というのは何ともすごい。
もちろんインターネット全体で見れば市場規模はもっと巨大な物ですし、さらに幅を広げてTCP/IPから見たら数十億人という規模になるでしょう。
しかし、同じ土俵(この場合はドメイン)の元に5億人規模の人が自由に発言して“隣人”との交流をしているというのは有史上例のないことではないでしょうか。国も宗教も肌の色も言葉も違う人たちが同じサイト…Facebookで平等な交流をしているんですよ。約束された平等の元で。


さて、宗教家は大体がこういう言葉を口にするでしょう。
「神の元の平等」
神様という得体の知れない(失礼)存在が相手ならもう反論しようがないというかまじめに反論する相手がないというか;p
宗教の数だけ神様がいて、全知全能の神もいれば日本なんて“トイレの神様”までいるんですから単純に“神”なんて言葉は、インターネット用語のバズワードと一緒で正確な意味なんて無いと思っても良いんじゃないでしょうか。
でもさ、Facebookはそれをやってしまってるわけですよ。
「Facebookの利用規約の下の平等」
あなたはFacebookの足にキスをする必要は無いのです。銀貨30枚の価値に満たないあなたという個人情報をFacebookにゆだねるだけで、あなたはカナンの地のような平等なFacebookという世界の一員として施しを受けることが出来るのです。

生まれた(サインインした)ばかりのあなたは、約束された地であるFacebookの中であなたは孤独でしょう。
平等であるが故にFacebookはあなたを導いたりしてはくれません。ですが、あなたはこの地を縦横好きに動き回ることが出来るのです。ボタン1つでいくらでも遠くへ行く事が出来るFacebookの世界では、繋がる限り全てのリンクをあなたの物にしてくれるわけです。
世界が広がったあなたは「友」をFacebookの愛のもと「友」を得ることが出来るでしょう。かの有名な人物が弟子やしもべを「友」といったように、Facebookの下に集う人を平等に「友」として繋がる権利を有しているのです。
その手助けはしてくれます。あなたが売り渡した学歴や住所・興味そして本名という個人情報を使って「友」をみつけ「友」同士をつなげる手助けは惜しみません。
それはFacebook自身が、教えとして大切な“隣人愛“こそが、Facebookそのものを“乳と蜜の流れる場所”にする一番重要なポイントだと知っているからでしょう。

人が集まる場所にバザールが出来るのは自然の摂理です。
約束の地であなたが出会うヴェニスの商人達はあなたにお金を借りることや1ポンドの肉を強要することはないでしょう。ただ、あなたの貴重な時間をゲームにつぎ込んで欲しい、あるいは時間がないのなら3000ダカットとまでは言わないけれどお金をつぎ込んで欲しい。もちろん足りない部分はあなたの親から引き出せば良いだけのこと。
それがいつの間にかFacebookという約束の地よりも大きなお金を稼ぎあげるソーシャルゲームビジネスになっていることはご承知の通り。

約束の地を駆け回り「友」と出会い「友」を増やし、ファンページという大地を新しく開拓したあなたはいずれはこの約束の地の狭さに気がつくでしょう。
ですがそれを見落とすFacebookではない。Facebookはありとあらゆる世界…インターネット上のWebサイトにあなたが見たという足跡を残すための「いいね!(Like)」ボタンを用意したのです。
あなたが出会った人と情報と場所を「いいね!」を通じてあなたの隣人と共有することが出来るのです。

ここまで6年。
少なくともまだFacebookが最後の晩餐を迎えるのはまだまだ先のことでしょう。それどころか米国政府という洗礼者によって今のFacebookが悔い改めるという事がこの先待っているかもしれません。
利用規約という聖書の元の平等。マーク・ザッカーバーグの導きのままに;-p


2011/01/01

新年明けましておめでグーグル

明けましておめでとうございます。
今年もがんばります。

さて、GoogleがテレビCMをバンバン撃っているようですが30秒CMのノーカット版はYouTubeで公開されています。
上の作品はたくさんの老若男女が1コマずつ色を塗った画像をスキャナで取り込んでGoogle Chromeのタブ機能で開き、タブを1つずつ閉じることでパラパラ漫画的なアニメーションするという作品。
若干意味が分からないでもないですが、この短い動画から伝わってくる学芸会・文化祭的な達成感とかは確かに納得。

いくら製品がよくても消費者に使ってもらわなければならない → やっぱり重要なのはマーケティングの部分。検索という歴史上前例の無いジャンルを開拓したGoogleであっても、最近のTVCMとか見てると結構力入れてる感じだと思います。(タレントに依存しないのはさすがだと思う)
今年は技術ネタだけでなく、そちら方面にもアンテナを伸ばそうと思います。


2010/12/29

itfun的 2010年を振り返る

はやいもので2010年も暮れようとしています。
その時は盛り上がったと思ったことも、この時期になって見返してみると意外と思い出せない…そんなときも大丈夫。Blogに書いていることは後から見返すことが出来るんです!

というわけで早速。

★1月

鳩山由紀夫が「なう」
鳩山政権ェ…
この当時本物首相がTwitterにやってきたと言うことでオバマに次ぐ偉業 だったんじゃないかな。正直これだけは評価できると思う。

ついにGoogleが携帯産業にNexus Oneで殴り込み
えっ1年経ってないの!?
ちなみに次世代機のNexus Sも米国ではクリスマス前に販売開始されました。

事の発端と Google が中国国内での検索検閲を撤廃
そういえばGoogleが中国国内における検索の検閲を廃止し撤退を示唆した騒動があったのも今年ですね。

Apple 製 タブレット "iPad" 登場
まだ1年経ってない!!

ニフティクラウドが本格始動
国内パブリッククラウド本格始動!!

★2月

RackSpace Cloud が Windows Server のサポートを開始
今ではMicrosoft自体がAzureにWMロールという機能を乗せてきましたが、それでもWindows Server 2008 R2が時間課金で使える貴重なクラウド。

ソフトバンクがUstreamの筆頭株主へ
自分もすっかり忘れていましたが、この発表以降結構配信が安定していますよね。
なおソフトバンクは国内にUstream Studioというものを開設しています。

Buzzりたいけど、BuzzれないGoogle Buzz登場
そういえばBuzzにしてもWaveにしても今年のGoogleは厄年だった気がします

★3月

ある日、孫正義の志に惚れる。
うさんくさいと思っていた孫正義の自伝を読む
これがきっかけで竜馬が行くという名作に出会うことが出来ました

日本通信が1年間 3G使い放題プリペイドSIMを発表
思えばこの衝撃ってすごいよね。
おかげで私もスマートフォンを個人輸入することが出来ました

Scansnap S1300で書籍の電子化をして思ったこと。
通勤で時間がある人は絶対に電子書籍に手を出した方が良い。
自炊するなら絶対にScanSnap S1500にした方が良い。

★4月

Google Readerを辞めて気がついたこと。
そういえばこれ以来Google Reader読んでない…

Amazon EC2/S3 のシンガポールゾーンが稼働開始
日本に近い太平洋地域にやっとAmazonのデータセンターが出来たわけですが、国内には残念ながら未だ登場していません。

★5月

LPIC Level 1合格できました
そういえばこんな物に挑戦してました;p
お金はかかるけど、体系的にLinuxの事を理解できるので損は…無いかな…

Google I/O 1日目のメモ
さて、何個未だに残っているでしょーか?

★6月

すべてを変えてゆく iPhone 4 発表
iPhone 4 ホワイトのことは触っちゃ駄目だと思う。

クラウドの思わぬ落とし穴
グダグダ書いてるけど、自分が悪いときどうすればいい、誰を呪えば良いというお話。

★7月

初めてのiPhoneアプリ "jQClock" を公開しました
そういえば、こんな事をしたような気がしないでもない…
若気の至り

オープンソースの全文検索エンジン Fess を導入してみた
意外と印象に残ってまして、最近ではこれと比較する感じでMicrosoft純正・無償の検索サーバを使ってみた【導入編】を試しています。

Samsung Galaxy S を手に入れた!
間違いなく今年一番のニュース!
今ではこれがないと何も出来ないくらいのパートナーです。

Yahoo! Japanの検索エンジンにGoogleが電撃採用
今年を振り返る上でかなり大きな業界再編だと思います。
ちなみに世界的にはYahoo!はBingを採用したのにかかわらず、日本ではGoogleというのは素晴らしい選択肢だと思います。最近統合が完了したとのこと。

★ 8月

お名前.comのWindowsデスクトップを契約してみた
そういえば契約してたな…

★ 9月

Amazon Kindle 3G+Wifi が届いた!
電車通勤必須。
機械に明るくない人だと、紙挟んでるのか? とよく言われます;p

ドラマ ハゲタカ
最近小説読み終わりました。
ドラマとはキャラクターの雰囲気が違って、またドラマでは出来ない心理描写とかすごいおもしろかった

★10月

新型MacBook Air登場
もっと前かと(ry
でも、次に欲しいPCナンバー1です

カードが不正利用された顛末
個人的に今年一番のバッドニュース

Chrome OSは業務用PCを殺すか?
ちなみに構想中の次回作は「Androidは社内内線を殺すか?」で;p

★11月

日本でもiTunes Movieレンタルがついに始まる
流石にディズニーを傘下に持つだけ合って、スタート時から豊富なコンテンツをそろえております

IS03とIS06を触り倒してきた!
auの本気IS03を触ってきましたがなかなかよろしいと思います。
ガラパゴス機能もAndroid2.3にて本家がカバーし始めたので、その点ガラパゴス列島日本になってしまわないようにして欲しいです

★12月

Galaxy s 2.2 にして みた
Mac使いの自分がわざわざWindowsを用意してGalaxy Sのバージョンアップしてみました。
その記念に音声認識だけで書いた記事。
かかった時間=プライスレス

日本通信が通話革命 「050番号 over 3G
b-mobileSIMを投入して以来の大きな衝撃
というか音声通話そのものをひっくり返しかねない革命
登場自体は来年を待たないといけませんが、今からわくわくが止まりません

今年1年を通して、いわゆるPasSやHaaS/IaaSに関しては成熟期に入ったのでは無いかなという印象。もちろん自分のウォッチしていないWindows Azureや国内クラウド市場についてはビックリ仰天な出来事があったかもしれませんが。
ただ、成熟しつつも進歩は日夜どんどん進んでおり、2010年のAmazonクラウドのプラットフォームとして提供しているサービスなど至れり尽くせりではないでしょうか。

個人的な話題といえば初めての転職。
これまで以上にクローズドな世界に移ったので自分自身の目線がクラウドやオープンソフト等から、プライベートやプロプライエタリの方に移ってしまっているのが原因でウォッチ不足なのかもと今年の反省。
視界を広くするためにも来年はよりクラウドに投資していきたいです。

そんなこんなで1年ありがとう。
来年もよろしくお願いします。


2010/12/27

Microsoft純正・無償の検索サーバを使ってみた【導入編】

簡単に言えばGoogle miniのような企業内ドキュメント検索サーバアプリケーションです。
企業内のNASやSANに散らばるファイルを検索するためのサーバアプリケーションでその名もMicrosoft Search Server
ちなみにOfficeファミリーのSharePointブランドの一部という形です。

Microsoft Search serverの利点として
・Microsoft純正でOfficeファミリーの一員
・企業内で浸透しているMS Officeファイルフォーマットと相性が良い
・高度なレーティングアルゴリズムを採用(ベースはBing)
・幅広いドキュメント形式をサポート
・SharePointブランドなのでブラウザから高度な管理が可能
・PowerShellによるリモート管理も可能

逆に難点と言えば、ビックリするほど日本語の情報が少ないこと。

以前に紹介したオープンソースの全文検索エンジン FessはJavaが動作すればプラットフォーム関係なかったですが、Search serverはMicrosoft純正だけあってWindows Server限定になります。さらにデータベースには同社のSQL Serverが必須となっています。
最新のSearch server 2010はMicrosoftのサーバ製品の流れを汲んで64bit限定です。要するにWindows Server 2008 R2(または64bit 2008 SP2)が必要と。
全部有償版のWindows Server 2008 R2 + SQL Server 2008 R2 + Search server 2010でそろえようとすると軽くウン十万円(ハードウェア別)ほどかかりますが、流石Microsoft…無償版のExpressを公開しています。

Search server 2010 ExpressはExpress版といっても中小企業程度なら困らないくらいのスペックはあります。ソフト的には上位版とほとんど違いはありません。Microsoftも公式にExpress版で最大1000万ドキュメントのインデックスは可能とのこと。
一番きつい制限は実行できるマシンのハードが1台に限定される点。なのでクラスタ構成のサーバにExpress版を導入することは出来ません。
後は1台のマシンのスペックがどんなによくてもSQL Serverも無償のExpress版を利用する場合、CPUがソケット1つ・メモリーは1GB・DBは最大10GBまでという制限も受ける点に注意。
(この制限によりSQL Server Express版を使用した際は最大インデックス30万件)

さて、実際にExpress版をインストールした手順なのですが、あっけないほど簡単でした。
ダウンロードの詳細 : Microsoft Search Server 2010 Express
から日本語版をダウンロードし後はインストールするのみ。
(今回はRackspace Cloud上のWidnows Server 2008 R2を日本語化した上に導入しました)

ダウンロードexeを実行すると

日本語化したインストール選択画面が出てくるので、まずはソフトウェアの必須コンポーネントのインストールを実行します。
なんとこれだけでインストールに必要な全てのファイルが自動でダウンロードされて導入されるのですごい簡単。
その後Search server Expressのインストールを実行します。これでSQL Server 2008 Express版も同時に導入され、利用可能な状態になるので特に何をする必要はありません。

後はインストールを待つだけ。
その後ブラウザが起動して、一番上のような画面が表示され、Search serverのセットアップが始まります。

流石にMicrosoft製品だけあって非常にセットアップが簡単です。
まだ何が出来るか分かりませんが、こんなおもしろそうな製品があまり話題になって居ないのが不思議です。
次回は実際に検索するまでを…たどり着けると良いな;p