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2010/02/07

楽天と百度が手を組んで中国にB2Bマーケット構想

中国の検索エンジントップである百度(バイドゥ:Baidu)と、日本における最大手Eコマース企業の楽天が、3年間でUS$50M(5000万USドル)を共同出資して、中国にB2B2Cのショッピングモールを構築するジョイントベンチャーを設立することに同意した。

link: 日本の楽天と中国の百度(Baidu)、$50Mを共同出資して中国に巨大ショッピングモールを構築

面白い組み合わせだと思います。
B2B/B2Cマーケットプレイス構想では、簡単に言うと中国に楽天市場を作るという感じかな。
すでに中国では圧倒的な地位を持つバイドゥが集客・マーケティングを担当し、楽天は得意のEコマースでタッグを組みたい。

ところで、中国のB2B市場では圧倒的な地位を誇るアリババ(http://www.alibaba.co.jp/)の日本語サイトがあったんですね。最近知りました。

アリババと友好関係の深いソフトバンク。
百度と楽天。

なんとも面白い構図です。


2010/01/14

事の発端と Google が中国国内での検索検閲を撤廃

これが今のGoogle中国のオフィスらしい。

北京にあるグーグル中国法人のオフィスでは、この発表から間もなく従業員に有給休暇が出されたと伝えられ、いつになく厳重な警備が敷かれた。米カリフォルニア州の本社が運営する社内のシステムなどにもアクセスできなくなっているという。 オフィス前にはグーグルのユーザーやファンが集まって言論の自由を守る姿勢に支持を表明。同社には大量の花がひっきりなし届けられており、現地のブログはこれについて、グーグルの中国撤退を見越して哀悼の意を表するものだと伝えている。

link: CNN.co.jp:中国のグーグル検索に「天安門事件」登場、オフィスは厳戒


扉の前の花束は今回の一件を指示する人から贈られたもののようです。


Googleが100億ドル市場ともいわれる中国から撤退も視野に入れた大ばくちを打った、最初の最初は中国政府の意向に沿った検索や情報の検閲。
そして、2009年12月に起きたサイバーテロが極めつけとなったようです。

米Google社は、中国からのハッカー攻撃を理由に同国でのビジネスを停止する可能性を発表したが、同社の他にも、金融機関や防衛関係の請負業者を含む米国の30社以上が攻撃され、ソースコードが狙われていたことがわかった。米iDefense社(米VeriSign社の子会社)のセキュリティ研究者たちによる情報だ。

link: 中国からGoogleほか30社以上に攻撃:目的はソースコード | WIRED VISION

すでに、Google以外の企業名としてAdobeが手を挙げました。
元はといえば最近超話題になってるAdobe Flash/Readerの脆弱性を悪用されたとの話も・・・

Adobeは何が対象になったのかは不明ですが、Googleは中国人権活動家のGmailアカウントが攻撃対象の1つとなったと説明しています。

当社が確認した証拠から、攻撃者の主たる目的は、中国人権活動家たちのGmailアカウントに侵入することであることが示唆された。現在までの調査によると、それらの攻撃の目的は達成されていない。

link: Google、中国からの大型サイバー攻撃に中国市場撤退も

非常に高度かつ組織的なサイバーテロで発信源は中国。

これによって、Google本社の決定で検閲が取り外されたようです。

さらに、公式ブログでの発表直後から、同社は google.cn のフィルタリングを解除し、天安門事件やダライラマなどのキーワードで、従来は表示されなかった写真やウェブページが表示されるようになっている。

中国政府は対抗措置として、中国国内からGoogle公式ブログへのアクセスを遮断する措置をとった。国内で同ニュースの報道が広がるのを防ぐためだ。

link: 米国務長官、中国政府に説明求める - Google中国へのサイバー攻撃に関して::SEM R

自由の国の人たちから見ると今回の決断は非常に大きなもので、世界的に有名な企業が中国の半自由思想を突っぱねる賞賛する行動である反面、お金に自由の国の人たちからしたら、すでに中国では7割以上のシェアを抱えている百度のテリトリーから撤退する良いわけになったのではないかという人まで。

中国のWeb企業は大量のキャッシュをたくわえ、高い株価を誇っているが、それでもまだ、比較的若いWeb市場だ。しかしこれからはますます、ここの企業が合衆国のスタートアップを買っていくだろう。その逆はない。そうなっても、シリコンバレーの…西側的…レトリックを固持できるのか?

link: Googleにとっての中国: 人権うんぬんよりも世界でのビジネスが第一

すでに、Google.cnで天安門事件とか検索したらちゃんと戦車とあの人の写真が出てくるようになっています。2重の意味でショッキングです。

中国以外のGoogleユーザーにとっては、今回の一件でGmailへの接続が標準でHTTPSが採用されるようになりました。

従来はhttpsを使用しないのがデフォールト(オプトイン)だった。今後はhttpsがデフォールトとなり、使用したくない場合は改めて設定画面から不使用を選択しなければならない(オプトアウト)。

link: チャイナ・シンドローム―Google、中国のハッカー攻撃を機にGmailのセキュリティーを引き締める

正直ボクには凄いことをしでかしたくらいしか分からない。
教科書に載るくらいの凄いことだと思う。
国際社会の中で中国政府の対応を期待したいです。


2009/12/16

baidu が日本語入力 "Baidu Type"をリリース

38 ways of saying "I" in Chinese by keso.
38 ways of saying "I" in Chinese on Flickr - Photo Sharing!

なにこれ早い(コピー的な意味で)

Baidu Typeの対応OSは日本語版Windows XPのみ。「話題のキーワード一発変換」「顔文字変換」「学習機能・予測変換」「スキンのきせかえ」などが特徴だ。芸能人やタレントなどの有名人、ドラマや映画タイトル、流行語などを一発で変換できるという。「かお」「かおもじ」などの言葉の変換候補には、よく使われている約100種類の顔文字を収録しているという。
バイドゥ、日本語入力システム「Baidu Type」を無償公開 CENT

Baidu Type -文字入力システム- Beta版

さすがにこれだけの機能を先日公開された突然登場 Google 日本語入力 のコピーではないでしょうが、このタイミングというのが憎いなぁ~

検索エンジンの持つ大規模な文字情報を元にしているので、これまでのIMEとはバックにある情報の桁が違います。それが強み…らしい。

 

MS-IMEも実は中国で作っていたなんて噂が昔ありましたよね。
それを思えば精度もいいかも;p

どちらにせよ、お金を払って購入しない限り賢くならないATOKやMS-IMEなどは苦しくなっていくのかな?
この一ヶ月でまさかのIME市場がレッドオーシャンに。

2009/03/10

百度が バイドゥ に社名変更

38 ways of saying "I" in Chinese by keso.
38 ways of saying "I" in Chinese on Flickr

中国の検索エンジンといえば ひゃくど と書いて Baidu と読む 百度 が日本の社名を バイドゥ に変更しました。
より親しみやすいブランドを目指すそうです。

当社は、Baidu,Incの日本法人として2006年12月に「百度株式会社」として設立、2008年1月に日本市場向けの検索サービスの「Baidu.jp」をスタートしました。これまで、ユーザーにとってよりシンプルで便利な検索サービスの提供を目指して、既存サービスの性能向上や業界研究機関、ビジネスパートナーとの提携などさまざまな事業活動を展開してきました。

この度、社名表記を「バイドゥ株式会社」への変更を通じて、日本のユーザー、ビジネスパートナーにとってより親しみやすいブランドとして、各種のサービス活動を一層強化してまいります。
Baidu(バイドゥ)プレスセンター - お知らせ

ちなみに呼び方をカタカナにしただけで何が変わったわけではなりません。

しかし、どちらにしても入力しにくい名前です:p
こう言ったときにSocal IMEが威力を発揮するのかな?

 

そういえば中国のクラウドコンピューティングってどうなってるんでしょうか?
いまいち見えてこないですし、米国系のニュースサイトの話題にならないので把握していませんが…中国の場合はデータの扱いなどに問題がありそうで海外のベンダーが参入しずらそうです。

一説にはソフトウェアの9割以上が違法コピーという某国でクラウドコンピューティングという考え方は浸透するのでしょうか?
利用に応じてお金を払うクラウドコンピューティングによって健全な社会に…なるのかな?