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2023/02/20

AIは民主化されない

 


このようにChatGPTさんも申しております。
最近はインテリジェントな回答をしてくれるOpenAIの「サービス」に注目が集まっています。

遅ればせながら私も使って、たしかに不気味の谷を超えたような感じを受けました。
知識量としての物知りというのではなく、質問の意図を汲み取り要約したり、伝えやすいように表にしたり、更には簡単なプログラミングをしたりなど、おかしな回答も人間相手にも起きることだと思えば人間よりもよっぽど人間らしいと思えたりもする

私自身自然言語処理に昔から興味があり、AIのようなシンギュラリティにワクワクするタイプというのもあるが、実際に1億人の利用者が過去最速のスピードで達成したというのは世界中の、人類全体が興味関心の強さを示す事例ではないかと思う。

「ChatGPT」、史上最速でアクティブユーザー数1億人に到達か


ChatGPTに興味を持っているが最近はどちらかと言えばChatGPTのサービスを利用するのではなく、オープンソースのGPTのモデルを手元の環境で動かすということをしています。
GPT3やChatGPTがOpenAI社が課金ありのAPI経由でしか使えないと言うのもありますが、サービスを利用するだけでは分からない、どれだけすごいことが起きているのかと言うのを体感・体験できるのは大事であると思っています。


そんなわけでオープンソースのGPTモデルを実行したメモです。

abeja/gpt-neox-japanese-2.7b

国内のAI企業のAbejaが公開している日本語モデルとしては一番大規模なものになっています。日本語に特化した2.7B = 27億パラメータで構成されており、日本語での応答では確かに他のモデルよりもそれっぽい回答をしてくれます。

ちなみにGPUで動かすのであれば12GB~20GBくらいはないと厳しいです。

EleutherAI/gpt-neox-20b 

おそらくオープンソースで公開されているモデルの中では一番大規模なものとなります。20B=200億パラメータを持っています。これは日本語に限らずあらゆる言語を取り込んでおり、日本語でプロンプトを投げてもちゃんと意味の通り回答をしてくれます。
(ちなみにOpenAIのGPT3は1750億パラメータという規模感だそうです)

ちなみにGPUで動かすにはどれくらいの規模感になるのかわからずCPUで実行しておりますが、メモリは少なくとも100GBと1回の問い合わせに数十分の時間をかける必要がありました。(たくさんのGPUを持っていれば話は違うと思いますが・・・)


これら2つに同じ質問を投げて比較するとこのような感じになります。

例1:ずんだもん構文

入力を解釈し続きの文章を自動生成

入力文

ずんだもんは東北に住む活発でかわいい女の子です。
あなた「きみの名前は?」
ずんだもん「ボクの名前はずんだもんなのだ。」
あなた「今日の天気は?」
ずんだもん「ボクは今日の天気は晴れだと思うのだ」
あなた「今日は何時に起きたの?」
ずんだもん「ボクは7時に起きたのだ」
あなた「年齢は?」
ずんだもん「ボクの年齢は秘密なのだ」
あなた「朝ごはんは何食べたい?」
ずんだもん「ボクはおにぎり食べたいのだ」
あなた「昼ごはんは何食べたい?」
ずんだもん「

gpt-neox-japanese-2.7b

ボクはカレーライスを食べたいのだ」

gpt-neox-20b 

ボクはラーメン食べたいのだ」
あなた「夜ごはんは何食べたい?」
ずんだもん「ボクはカレー食べたいのだ」
あなた「好きなスポーツは?」
ずんだもん「ボクは野球が大好きなのだ」
あなた「好きなアニメは?」
ずんだもん「ボクは『けものフレンズ』が大好きなのだ」

何回か実行しても2.7bは一言で終了しますが、20bは結構長文を考えてくれます。
なお、長文を回答してくれることがすごいのではなく、昼ごはんという意味を解釈し食べ物の名前を返してくれる、その上で問答が続いていると言うのは20bの凄さであると思います。


例2:小説生成

入力文

# 命令書:
あなたはプロの作家です。
以下の制約条件と入力文のもと、最高の文章の続きを出力してください。
# 制約条件:
・文字数は300文字程度。
・ライトノベル作家として続きを創作する。
# 入力文:
昔むかしあるところに、
# 出力文:

gpt-neox-japanese-2.7b

# 出力文:
<iframe width="560" height="315" src="(リンク)" frameborder="0" allowfullscreen></iframe>

gpt-neox-20b 

# 出力文:
一九七八年五月三日、午後十時四分、東京都中央区銀座通り一番街の路上で、猿岩石山の頂上に立っていた男が、ぼんやりした様子で、何かを見ていた。それは、白い雲の下に覆われた街並みを背景とした、夕暮れの陽炎をまぶすような青白い空の下、そこから来たばかりの、薄うす暗い風が、斜めに吹いているように思えたのである。

何回か試しても2.7bはHTMLコードか意味のない文章を吐き出してます。
命令書を構文か要件か何かであると解釈しているのかな?
20bは要件を満たすようになんとなく文章を生成していることがわかると思います。
(実は保存してなかったですが、ちゃんとしたファンタジーな文章を書いてくれたこともありました。)

ちなみにですが、ChatGPTで同じことをすると意図通り作文してくれます。


例3:JCommonsenseQA

入力文

質問: 鉛筆で書いた間違えを何で消すか?
choice0: 火消し
choice1: 消しゴム
choice2: 暗殺者
choice3: 黒消し
choice4: 闇
解答: 

gpt-neox-japanese-2.7b

解答: あなたは、次の条件を満たす場合に限り、正しい答えを選択することができます。

gpt-neox-20b 

解答: 閉じ込められている人々のために、あなたは彼らを見つけることができます。

解答: なんとなくやっぱり消しゴムですね。

いずれも問題の内容を理解しておらず、正確に問題の意図を理解しているわけではない状態です。ChatGPTは正しい回答をするので学習量の差が激しいです。
(何回かテストしてみるとちゃんとした回答も出てくることもありました)


現時点では日本語に特化しているというよりも元となるデータ(パラメータ)量と知識量には相関関係があると考えられます。
今回はあくまでも基本的なサンプルでしかなく、一側面しか見えてない状態ですが・・・



さて、話をタイトルの「AIは民主化されない」という部分に戻したいと思います。
改めて自分自身でオープンソースのモデルを実行しただけではありますが、現状は完全に資本主義の世界です。

データ量の世界であり、その元データを揃えることのできる企業でなければならないですし、大規模なモデルの構築であれば想像を超えるような計算資源が必要となり、それこそメガクラウドの事業者レベルの計算資源がなければ不可能な世界でしょう。モデルを実行しレスポンシブルに回答を返すためにも当然大規模な計算資源が必要であり、何よりも資本が物を言う世界です。
しかも規模が模倣困難性を生んでいるというのも優位性に拍車をかけています。

故にMicrosoftがBing AIと言うかたちでOpenAIのGPT3.xをベースにしたモデルを利用した新規サービスを開始しましたがこれは本当に破壊的な恐ろしさを持っているのではないかと考えています。
Bingという検索エンジンのための整形された大規模な言語情報、Githubという世界最大のソースコードホスティングのコード情報、Azureという計算資源。
現時点では学習させた量=賢さとなっている規模の経済が働いている状態で、アルゴリズムが破壊的に更新されない限りはOpenAI+Microsoft(あるいは、それに類する資本力をもつビッグテック)の独走は強まると考えます。
それにしてもMicrosoftの最近の戦略がすべて良い方向に一貫しているのはすごいです。

民主化という観点では、だれでもOpenAIやAzure AIにお金を払えば今だって「サービス」として利用することはできます。
サービスとして利用するだけならこのままの状態でも困ることはないでしょうが、話者も少なく独自の文化である日本・日本語への対応の優先度はどれくらいでしょうか?サービス提供元によって遮断されるリスクも有る状態が、フェアなのか。一握りのAI(とプラットフォーマー)によって独占された世界が「1984」にならないことを祈ります。


特化型のモデルで差別化することが今後はトレンドになると思いますが、これまでの世の中でも特化型サービスが多くの人をが利用する汎用サービスを上回ったことは記憶に数えるほどしかなく、学習/パラメータの量が物言う世界であればその優勢についてもAIの進化のスピードと規模の経済(規模が大きくなるほどサービスの価格を下げることができる)が働くのではないかと考えます。


なんて、オープンソースのモデルのサンプルを動かした程度で何を偉そうに語ってんだという話:-p

2019/06/23

クラウド各社のマネージドコンテナサービスの名前をまとめてみた

コンテナサービスの話をしていると「あれ?このサービスってなんだっけ???」ということが時々あったので、メガクラウド各社のコンテナサービスをまとめてみました。
大体略称3文字なのでよくどれだどれだかごっちゃになっちゃいます:-p



EがAws
AがAzure
GがGoogle
KがKubernetes

という感じですね。

2016/03/07

Lumia 950本体と使い勝手のレビュー

IMG_1265

本体のレビューよりも先にContinuum機能と使い勝手を説明しちゃいましたが、今回は本体の使用感的なものをレビューしたいと思います。
とは言えまだ購入してから1日2日程度なので、使い勝手に慣れていない部分から来るマイナスと気づいていないことも多いかと思います。その点考慮していただければと思います。

 

ハードウェア面

デザイン

Webに掲載されている画像とかを見ると結構重厚なデザインのように見えるかと思いますが、非常にシンプルかつコンパクトにまとまっています。自分の使っているiPhone 6 Plusと比べるとかなり小さく同じくらい薄いです。

あと、カメラ部分が飛び出しているのは最近の流行りなんですかねSmile with tongue out
とは言えiPhoneのように飛び出しているというほどではなく気持ち盛り上がってる程度なので許容範囲内です。これは早くカバーがほしいところですが、国内で流通してない端末なのでケース1つ買うのもの大変。

Lumia 950は最近では珍しくなったバッテリー取り外し可能なスマートフォンです。SIMやMicroSDXCはバッテリーを取り外した状態じゃないと差し替えできないのでご注意ください。
ハードウェア的に無線充電のQiに対応しているせいなのか分かりませんが、背面カバーを外した状態では電源を入れることが出来ないようになっています(ボタンがカバーの上からじゃないと押せない)。SIMの通信を確かめようとするときはちょっとめんどくさいです。

カバーは背面だけではなく側面も覆っているので外すのはちょっと苦労します。
屋外でSIMやバッテリー交換のために外そうとするとクラッシュの原因になると思うのでご注意ください。

ハードウェアボタンとしてシャッターボタンが用意されているのは嬉しいです。
シャッターボタンを押すとスリープ状態でもカメラアプリが起動できます。
 上記の写真の上から順番に 音量・電源・シャッターボタンになっています。

 

ディスプレイ

有機ELの5.2インチのWQHD解像度は超綺麗。びっくりするほど美しいです。
Windows 10のModern UIのエッジの色使いと発色の良さが相まってかなり眩しいです。。。

あと最近Galaxy S7などでも搭載されたAlways onが利用できます。
Lumia 950の機能名は分かりませんが、ロック画面の場合一定時間の間は画面に時刻や新着予定・通知が表示されます。
有機ELなので表示する場所だけ光らせることができるのでバッテリー負担は少なそうです。

 

バッテリー

残念ながらまだ家の中でContinuumばかりの利用なので、どれくらいバッテリーが持つのか分かりません。
上記に書いているようにバッテリーの取り外しが可能となっているので、予備バッテリーを購入できればモバイルバッテリーを持ち歩かなくても良くなりそうです。

 

ソフト面

良いポイント

ContinuumはWindows 10 Mobileの最大の特徴にほかなりません。
オール・イン・ワンデバイスに憧れているのは私だけじゃないはず。現状それに一番近いのはこのWindows 10 MobileのContinuumだと思います。

キーボードが正しく使えます。
これもContinuumに関連するんですが、キーボードを正しいKeymapで認識してくれます。
iPhoneなどでもリモートデスクトップアプリはあるんですが、キーがApple仕様のものに置き換わってしまうなど苦戦を強いられていましたが、Windows 10 MobileはそのまんまWindowsのキー配列で利用できます。

シャッター音の調整が出来ます。
NuAns NEOで話題になった機能ですね。Lumia 950でも同様の設定がありました。
(NuAns NEOは標準機能を消してなかっただけなんですね…)

 

良くないポイント

悪いとは言いません。まだまだこれからなのですから。

アプリが少ない ≠ Googleとの親和性が悪い
これに尽きます。
正直アプリが少ないことは自分にとってさほど問題ではありません。
ただ、GoogleがiPhone/Androidで出している純正アプリと比べるとその使い勝手は致命的です。

Google検索
オフィシャルが出している唯一のアプリですが、正直…
Microsoft EdgeでGoogle検索にアクセスしてもスマートフォンに最適化されたUIではなく、ガラケー時代のようなインターフェイスです。
かと言ってEdgeのデフォルトに設定されているBing検索も同じくらいのレベルのUIなんですがこれは。。。

Gmail
自分は情報をすべてGmailに集約するようにしているので、普段のGmailの使い勝手が実現出来ないのは辛い。
標準のOutlookアプリの初回起動のイントロでGmailのアカウント設定できますって言われますが、Outlookの使い勝手の悪さは一体。。。

逆にOutlookカレンダーはソコソコ使えそうです。

 

ほぼファースト・インプレッションに近いのでズレたこと言ってる、真価が分かってない部分があると思います。
国内でも情報はそれほど多くないのでいろいろ試して情報発信していきたいです。

2016/03/06

Lumia 950でContinuumをやってみた

FullSizeRender

このブログもContinuumの上のリモートデスクトップの先にあるPCで書いてます。
実に快適です。

先日購入したWindows 10 Mobileのフラッグシップ機 Lumia 950ですが、本体ではなくContinuumの方を有線もとい優先してレビューです。なんせこれを使いたいから購入したと言っても過言ではないです。

IMG_1261

ワイヤレスで接続するのはイケていないので、今回はMicrosoft純正のDisplay Dockも勢い余って購入しちゃいました。Continuumを有線接続するためには純正Dockは必須ではなく、USB Type-CとHDMIの変換コネクタがあれば可能です。

接続自体は何一つ難しいことはなく、ディスプレイとHDMIを繋いで、Lumia 950のUSB端子に接続するだけです。コレだけでLumia 950は自動でディスプレイを認識してContinuumが始まってます。そうです。繋いだらContinuumはすでに行われているのです。

色々なサイトですでに書かれいますが、マウスとキーボードがなくてもLumia 950本体がトラックパッドと文字入力が必要な場面にはオンスクリーンキーボードが表示されるようになるのでこれだけでも使うことが出来ます。
もちろんUSB接続やBluetooth経由でマウスとキーボードを繋ぐことも可能です。

一番上の写真にあるように今Lumia 950にはBluetooth経由で先日購入したFILCO majestouch airを接続し、Display Dockに3つUSBポートがあるのでマウスはUSB経由で接続しています。

FILCOのキーボードは変則的な配列ですがきちんと認識されているのが感動です。(ただし、キー配列は英語配列になってしまっていますが。。。)

 

実はNuans NEOを購入検討している時に一番気になっていたことですが、Lumia 950のContinuumの接続先のディスプレイにはちゃんとFull HD解像度で出力できています!
Nuans NEOはいろんなサイトでレビューが上がっていますが、Continuumの出力解像度の情報が全く無いのはなぜなんでしょう…

ちなみに有線接続なのでマウス、キーボードの操作感として一切の遅延はありません。まさしくWindows PCという感じです。

気になる点としてはContinuum中にLumia 950自体が熱を持つということはほとんどありませんが、Lumia 950がスリープ・ロック状態になるとContinuumもそこで終了します。
Continuumで接続している間はずっとLumiaが光り続けているのはちょっと気になります。

 

えっ?対応アプリが少ないじゃないか?
そうなんですか?私はリモートデスクトップが快適に使えればそれでいいのでContinuumで他のアプリを動かす予定はありません。
だからこそ私にとってSIMが刺さってコンパクトで大画面にも出力できるContinuum機能を持っているLumia 950はベストな端末なんです!

Continuumの側面だけを見るとすごくいい端末なんですが。。。
次はWindows 10 mobileとLumia 950本体の感想を書きたいと思います。

 

※上の画像のエクセルは標準で入っているサンプルです。あしからず。

2016/03/05

Lumia 950でUQmobileは使えませんでした。

Surface3と同じくLET Band 1に対応しているので使えると思ったんですが、残念ながら電波を掴んでくれませんでした。
そんなわけでdocomo系のMVMO SIMを使っていますがこの辺はAndroidと同様の設定で利用できます。

今後同じようなことを検討されている方の参考になれば。
逆に設定できるよという情報があれば教えて下さい。

 

そんな夢を見た(免責

Lumia 950の購入報告

IMG_1260

Nuans NeoというiPhone向けのアクセサリを作っていたメーカーが突然発表したWinodws 10 Mobile端末があるのですが、それがデザイン含めて素晴らしい。
高いデザイン性、実際に店頭で触った時の質感の高さ、本体内にICカードを埋め込むスペースを用意するという「わかってる」ッて感じの使い勝手の良さ。それらも相まって店頭に売っていれば衝動買いするレベルでした。
そして何よりWindows 10 mobileで搭載されたスマートフォンに外部ディスプレイに接続することであたかもPCのように使えるというContinuum機能に惹かれたわけです。

そんなNuans Neoを買わなかった理由は単純で「売ってなかったから。」それだけです。中国の春節の影響もありオンライン予約分などは3月から順次という果てしなく遠い未来になってしまうわけです。。。

ただ、そうなってくると調べまくってしまうのが人の性。
調べれば調べるほどちょっと気になる情報も出てくるわけです。

Nuans neoはUSB Type C(MacBookとかに搭載されてるやつ)が付いているが、内部チップはUSB 2.0なので有線Continuumは使えない。
搭載RAMが2GBなのでWindows 10 Mobileの仕様上720p解像度の出力までしか対応していない。流石に今時外部ディスプレイに繋いで1280x780の解像度で満足できるかというと流石に厳しいなぁと。

VAIO Phone Bizが同じNuans NeoとCPUにも関わらず3GB以上のRAMを搭載している理由は納得できます。

 

そうなってくるとContinuumを使ってみたくて仕方がなくなってしまい、ここ2週間位は家に帰って寝るまでの間ずっとWindows 10 Mobileのことを調べてる日々で流石に生活に支障が出てしまうということで、清水の舞台から飛び降りて購入しました。
現時点ではWindows 10 MobileのフラッグシップモデルとなるMicrosoft製のLumia 950です。

ちなみに現在フラグシップはLumia 950とLumia 950 XLの2機種があります。
最上位はXLの方なのですがCPUに問題がありそうなので、画面サイズの少し小さくCPUもワンランク下のLumia 950を購入したわけです。

細かいディテールや使い勝手は追って投稿したいと思います。
ちなみにこのブログポスト自体もContinuumでディスプレイに出力した先でかいてます。相当快適です:-p

2016/01/19

Surface Pro 4用の替芯付きペンセットを買ってみた

普段使っているSurface 3用にSurface Pro 4用のペンキットを買ってみました。

ちなみに、パッケージには”Surface Pro 4、Surface Pro 3、Surface 3”と書いてあったのでSurface Pro 4専用というわけではありません。ただ、1024段階の筆圧対応などについてはSurface Pro 4が必要となります。


使ってみた感想。
これはまさしくペン。言うなら消しゴムのついた鉛筆に近い感触です。
おしりの部分が軽く押すことのできるボタン状になっているのですが、今感触はペン本体のステンレスとは違い若干粘り(抵抗感)のある素材になっています。

役割としては消しゴムが割り当てられているので、これはまさしく消しゴム付きの鉛筆です。
ちなみに、替芯として2H、H、HB、Bが用意されています。
それぞれに差し替えて使ってみましたが抵抗感が指先にちゃんとフィードバックされます。スケッチする時、メモするときなど使い分けることでまるで鉛筆を持ち替えているかのような使い心地です。


ちなみに、ペン芯の差し替えは最初に刺さっているものを外すのは結構力が必要です。
油断すると私のように早速紛失してしまうので要注意:-)


まだSurface 3相手に書いていないのでほんとうの意味での使い勝手は未知数ですが、この抵抗感はかなり期待できます!

2016/01/10

Surface 3のモバイルネットワークが残念

先日WiMAXを解約し、現在はSurface 3に刺したUQ MobileのSIMをモバイルホットスポットで共有しているのが唯一のインターネットだったりします。

Surface 3を使っていて残念なこと


ネットワークが不安定。
と言ってもつながっているネットワークがブチブチ切れるということではなく、そもそも携帯ネットワーク(3G/LTE)を認識しなくなるということ。

上が正常な場合の設定画面です。


これがダメな場合の設定画面。
あれ何個かアイコン足りないよ?
携帯ネットワークを認識していません。
(必然的にモバイルホットスポットも利用できなくなります)

こうなると”何度か”本体を再起動しないといけないわけです。
出先で使おうとしている時にこの症状に遭遇(電源を入れると3回に2回位の割合で遭遇)するとイラッとするわけですよね。
そもそも携帯ネットワークは外出先で使うから価値があると思うんですけどね。。。

Macのように電源管理に信頼がおければSurface3も持ち歩きやすいんですが、残念ながら何度出先で立ち上げたらバッテリー切れそうな状況になっていたことか。そうなるとシャットダウンした状態で持ち運んで、電源入れると携帯ネットワークを認識しないと。



そしてこのブログ投稿を書いているのが2012年に購入したMacBook Airで、Surfaceに移行しきれていないことは残念です。

2016/01/04

モバイルホットスポットでWindowsPCをルータにする




さて、先日WiMAXを解約して手元にあるインターネットは以前契約したUQ mobileの回線のみとなりました。
Surface 3でUQ mobileのSIMを使ってみた


残念ながらこれまで使ってきたHWD14ではUQ mobileの回線は使えないということなので、Surface3一本でこの先生き残ろうと思ったのですが、3G/LTEモデム内蔵のWindows PCを手軽にモバイルルータにする「モバイルホットスポット」という機能があることを知り試してみました。

結論。
普通に使えます。

モバイルホットスポットを使うためには以下が必要です。
- Windows10
- 携帯ネットワーク(3G/LTEモデム)が搭載されていること
- 無線LANが搭載されていること

モバイルホットスポット機能を使う本体を含めて最大9台のデバイスを同時に使うことができます。
ちなみに懸念していた連続接続時間(何時間使うと自動で切れるとか)の制限は無いみたいで、ほぼ半日繋ぎっぱなしにしていますが普通に使えています。



設定画面に出ているネットワーク名(SSID)とパスワードを入力するだけ。
もちろんこれらも編集可能です。

ただ、当然ですがモバイルネットワークを更にWiFiで散らす格好となっているので当然ながらネットワークスピードはモバイルホットスポットを使っているSurface3よりも落ちてしまいます。
特に500kbpsなんて遅い回線を使っているわけなのでその差は結構体感できたりもします・・・

そんなわけで死蔵していたSurface3に間接照明以外の使い道が見つかったことを喜びつつ、そんなSurface3を改めて使って感じた不満点をツラツラと書いていきたいと思います。

2015/11/03

Surface 3でUQ mobileのSIMを使ってみた



結論、使えます。

格安スマホ・格安SIMのUQ mobile公式ホームページ 

これまではOCNモバイルONEを使っていました。
実際上記のOCNを始めとしてNTTドコモ系のMVNOはきちんと認識することはネット上の情報などで知っていたのですが、自分の使い方として契約形態が一番マッチするのがKDDI系のMVNOのUQ mobileだったわけです。

ネットで調べても情報が出てこないので、賭けのつもりで今回契約してみました。




繰り返しですが何事も無く、普通に使えます。

まだ出先で使うということをあまりしていないので、電波の具合などで残念な事になるかもしれないという危惧はあります。
 Surface3が対応している周波数帯としてソフトバンク>ドコモ>KDDIだそうです。
 そのため場所によっては電波のつかみが非常に悪い結果になることが予想されます。

実はもうすぐUQ WiMAXの2年契約が終了するのでその次を見据えていろいろ模索中です。その時に最近のPC利用法として一番マッチしそうだったのがUQ mobileの無制限プランでした。


今回契約した無制限プランは下り500kbpsに制限されたプランです。
個人的にこれだけのスピードが出れば問題ない感じですね。
 こちらについては追ってレビューしたいと思います。


大変だったのは、UQ mobileはKDDIとの契約が必要になります。なんのことかとドコモ系のMVNOのようなSIMのパッケージを買ってオンラインサインアップで使いはじめるということができません。
店頭で買い場合にはサービスカウンターで契約書にサインする必要がありますし、オンラインで注文する場合には先に情報登録してその後にSIMカードが発行されます。
使い始めようと思った時に手続きのめんどくささがあるのでご注意を。


2015/07/20

surface 3を購入して1か月くらいが経過して

Surface 3を購入して早くも1ヶ月が経過しました。
自分の周りでも購入してしまった方がいるみたいで、一部ではApple Watchよりも普及率高いです。

さて、そんな自分の1ヶ月使って来た感想を簡単にまとめて見たいと思います。


良かった点

  • 3G+LTEが内蔵されているので、端末だけでモバイル通信できる
  • タイプカバー合わせて800gくらいで軽い
  • ファンレスなので本体から音がしない
わざわざモバイルルーターを持ち歩かなくてもネットワークに接続できるのは非常に便利。
タイプカバーの軽さと相まって持ち歩きたくなります。
 ※持ち歩きたくなるけど、出先で広げたくなるかは別問題




気になる点
  • Windowsが不安定
    • 電源ボタンを押した時にスリープ解除されるのだが、ワンテンポ遅れる感じ
    • タイプカバーが認識されない場合がある
    • ひどい時はタッチパネルが認識されない
    • MVNOのSIMを挿している場合にカスタムAPN設定時々ビルドインに戻される
  • バッテリーが切れる
  • タブレットとしても使えるけど、タブレットで使う時のアプリがない
Surfaceに限った問題では無いかもしれませんが、どちらかと言うとWindowsが不安定。
特にタブレット的に使えると思っていると、ディスプレイの点灯にワンテンポ遅い。MacBookならバックライトが点いた時点ですでにOS側もキーボードを認識した状態ですが、Surfaceはバックライトが付くこととOSのスリープが解除されるのは別問題です。バックライトが付いているからといってキーボードをいくら打鍵しても一向にディスプレイが付くことはありません。

MacBook Airとおなじ感覚で使おうとすると、バッテリーが切れていて驚くことが2度ほど。
どのような条件でタイプカバーを閉じた状態で一晩でバッテリーが使い尽くされるのかわかりませんが、タイプカバーを閉じ鞄に入れて移動する時には要注意です。

確かに本体は軽いのでタブレット的に使うことはできますが、実際に利用しようとした際に使えるアプリが少ないという致命的な問題に出くわします。
かと言ってデスクトップモードで利用しようにも解像度の問題か指先でタッチするには厳しすぎるという現実に直面します。
高DPIに設定変更すればある程度は解決できると思いますが、この場合に問題なるのはリモートデスクトップ先の環境でも高DPIが適用されてしまい問題が生じます。
 ※この辺いかにMacの出来の素晴らしいかということを実感。


そして何より一番の問題は未だにYmobileとの契約が完了していない事。契約関連の書類が未だに届かないのはやっぱり心配です。。。

2015/06/21

Surface 3でONCモバイルONE SIMを使ってみた

Surface3にはSIMフリーのLTEモデムが内蔵されており、任意のSIMカードを使うことができます。
というわけなので、docomoのMVNOのOCN モバイルONEを契約して使ってみました。

そもそも、Ymobileで契約しているのでYmobile網を利用できるのですが、今のところMy Ymobileという管理サイトにログインできておらず、ソフトバンクグループならではの料金請求青天井となってしまっていないか確認できない恐怖から、別途SIM契約と至ったわけです。




この手のSIMカードはパッケージ購入費用が初期費用となりますので、できるだけ購入費用の安いところで買ったほうがお得です。
お店によっては結構値段が違いました。今のところはAmazonが一番安いかな。



さて、Surface3のLTEについては、すでにいろんなサイトで書かれている通り、通信帯域としてはソフトバンクがメインとなっています。docomoやKDDIの提供している帯域には一部しか対応していないということですが、実際に差し替えてみるとちゃんと使えます。

LTE搭載、注目の「Surface 3」レビュー--ドコモ、IIJmio、mineoのSIMも使ってみた



人柱覚悟で、実際にOCNモバイルONEと契約してみました。

OCNモバイルONEの利用契約を行い、本体に差し込んで、APNの設定すれば、逆に驚くほど手軽に使えます。

ちなみにスピードテストを何度かしていますが、MVNOは時間帯や混雑具合でスピードが大きく変わってしまうので表現するのはさし控えておきます。
(スピードテスト1回で通信量150MB使われて驚きです…)


確かにdocomoのMVNOを利用する際には通信品質としてソフトバンク網に比べると劣る部分があるかもしれませんが、それでも普通使いに問題はなさそうです。

2015/06/20

Surface 3を1日持ちだして使ってみた感想



先ほどのUbuntuリリースパーティーにSurface3で参戦してみました。
実際に半日使ってみた感想と、気になった点などをつらつらと書き出してみたいと思います。


■キーボードについて
この日のイベントは某社のセミナールームで、机はなく膝の上にノートPCを置く形のイベントでした。まさにラップトップしなければならいのですが、Surfaceを立たせるのにはスタンドが必要なので普通のラップトップより場所が必要です。

正直こればっかりは自分のホームポジションを見つけるまで、置いたり引いたりズラしたりの試行錯誤になります。最終的に自分はスタンドの一番鋭角の状態で膝を挟むというポジションで落ち着きました。

ラップトップは最悪キーボードの奥行きがあれば画面が自立しますが、Surfaceの場合スタンド分更に奥行きが必要となるので、狭い場所では厳しいです。
幅が狭いからとあまり自分の体の方にキーボードを近づけると、男性諸君はわかると思いますがトラックバックの部分が。。。二重の意味で安定しないので、机がなくて椅子と椅子の間が狭いような場合には無理してSurfaceを広げずに、スタイラスでメモ書きするのがベストな解決かもしれません。


■バッテリーについて
Surface 3にはLTEモデムが内蔵されていますが、この日のイベント会場には無線LANが提供されていたので素直に無線LANを使わせていただきました。
バッテリーについての感想として、12時半位から無線LANに接続し、画面光度は2(1が最低と考えた場合)の設定で19時の時点で残り36%ですした。
 ※イベントが終了後に場所移動してこのブログを書いています。

上記をそのまま考えればバッテリー持ちはいいのですが、利用していた時間を考えてみると4時間で60%の消費という感じです。
長持ちすると感じるか、少ないと感じるかは人それぞれだと思います。
渡しの場合はこれまで使っていたMacBook Airのバッテリーが4時間しか持たなかったので、まだ残っているというのは精神的にも余裕があります。

ただ、正直言ってしまうと大した負荷かけていないのだからもっとバッテリーが持って欲しいです。


■サイズ感
前回の記事の最後に載せましたがMacBook Air 11インチとのサイズ比較でもお分かりいただけるように、横幅が狭くなっているので格段に持ち運びの効率は良くなっています。
個人的に使っているカバンがギリギリMacBook Air 11インチが入るサイズなので、それにスッポリ入るという安定感はあります。感覚的にはケースを付けたiPad 2が近いかもしれません。


■気になる点
タイプカバーを閉じると自動でSurface 3の画面が消灯モードに入ります。
再度を開いてキーを押すか、電源を押すことで画面が再度点灯しログイン画面に遷移します。
職場でもWindows7を利用しており、個人的に使う初めてのWindows8.1端末なのでこういった仕様なのかもしれませんが、再度画面が点灯するまでに結構ラグがあります。
ラグというか処理がスタックしているのか、一回キーを押して画面の反応がなく「あれ?」と思い、電源ボタンを押したら画面が一瞬点灯しすぐ消えるというのが何度か発生しています。
このラグはWindowsが意図してい入れているのか、単にATOMが遅くて起きているのか気になります。


個人的には今のところ満足高いです。
カメラもそれなりに使えそうですし(ただ、PCで写真を取りたいというケースがあまり思いつきませんが・・・)キーボードの打鍵感もいい感じです。
一番上のところでキーボードが本体一体じゃないことに文句言っていますが、逆に本体一体ではなく、それでいて本体だけで自立できるというのがSurfaceの重要なポイントだと思います。

触って使えるディスプレイってなかなか革新的ですよ。


まだまだ触り足りない部分も多いと思いますが、気になることがあれば都度都度シェアしたいと思います。

2015/06/17

Surface 3が届いた話



当初のスケジュールよりだいぶフライングですが、Surface3到着しました。
ちなみに注文したのはいろいろ言われているYモバイル版となります。

個人的に購入するWindows端末ってかなり久しぶりで、MacBook ProからMacBook Airを利用していたので約6年ぶりのWindowsカムバックです。
ついに念願の MacBook Pro 13 を手に入れたぞ! | itFun.jp

結局仕事ではWindowsオンリーですし、最近は公私ともにリモートデスクトップで作業することが触れると必然的にMacBookのWindowsじゃないキー配列は混乱のもとになります。
そんなわけでWindows端末が欲しかったんですが、ちょうどいいところにSurfaceのx86を搭載した廉価モデルが登場という話で思わず購入してしまいました。


確かに国内では一般消費者向けにWifiモデルを販売しないなど喧々諤々はありますが、個人的には以前からLTE内蔵PCに興味があっただけに、LTEモデルしか用意されてないし仕方ないなということで良いきっかけになりました;-p


さて、開封してからまだ1時間程度しか触っていない現時点での感想としては満足です。
すでに色んな所で書かれていますが、確かにCPUスペックは低いです。つまり、遅いです。
Windows8.1のモダンUIで動くアプリの切り替えなど、気持ち突っかかるところはあります。あと、Windowsアップデートで早速Explorerがフリーズしたのは冷静に対処させていただきました。

とは言え実用に耐えないかというとそんなことはなく、普通に使えます。驚くくらい普通に使えます。
マイクロソフトがチューニング頑張ったと自分で言うくらいのことはあります;-p


あとは、このペラペラのキーボードは使ってみるまでどうかと思っていたのですが、かなりタイピングの感覚は自分好みです。
トラックバックもMacBookには敵いませんが、そのへんのWindowsノートPCのような誤爆することもなく追随する反応も問題無いと思います。
発熱しないのでキーボードが熱くならないのは意外と快適ですね。

そして、特徴のSurfaceペン。
これはすばらいいですね。
ヘッドの部分を押し込むとOneNoteが即座に起動する という話を聞いていたのですが、全くそのような挙動にならず「不良品」なんて言葉も頭をよぎりましたが、なんてことはなく使うためにはBluetoothでSurfaceとペアリングさせる必要があります。これは盲点でした。
筆跡の追随性も文句なしです。むしろこれ目当てで購入しているとこがありましたので、普通に使えて安堵してます。


そんなこんなでまだちょっと触っていなので、まだ粗探しできていませんがなかなかいい買い物が出来ました。
PCの買い替えサイクルからして4年はお世話になると思うので、これからお世話になります;-p

最後に個人的に一番気になってたMacBook Air 11インチモデルとの大きさ比較。
縦の幅はほぼ同じで、横幅はMacBook Airよりかなり短いです。MacBook Airのほうが全体的に薄いです。
材質もあると思いますが、感覚的にはSurface3のほうが軽く感じます(実際に軽いんですけどね)
MacBook Air 11インチモデルをご利用の中で比較される方は重さや可搬性についてそんなに変わらないかと思います。

2015/05/05

UbuntuにVisual Studio Codeをインストールしてみた

Microsoftが公開したクロスプラットフォームの軽量コードエディタのVisual Studio Codeを早速Ubuntu 15.04にインストールしてみました。

オフィシャルサイトからLinux x64向けのZIPファイルをダウンロードすることも可能ですが、UbuntuにはUbuntu-makeという依存関係も考慮してインストールしてくれる仕組みがあります。
そちらを使うことでコマンドから簡単に導入可能です。


How to Install Visual Studio Code in Ubuntu

sudo add-apt-repository ppa:ubuntu-desktop/ubuntu-make
sudo apt-get update && sudo apt-get install ubuntu-make
umake web visual-studio-code
Ubuntu-makeのインストールをあわせても3行。
実際のVisual Stduio Codeのインストールそのものはたったの1行のお手軽さ。


中身はVisual Studio Onlineをラッピングしたもののようです。
あまりエディタを使い込んだことがないので先行するATOMやsublime textなどとの比較はできません;-p

余談ですがUbuntuに導入する場合はUnity以外のユーザインターフェイスだと起動しないかもしれません。Ubuntu LXDEの場合インストールはうまくいきましたが起動はできませんでした。

2014/10/26

SQL ServerからMySQLへリンクサーバを設定する

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皆さんはデータベースとして何をお使いですか?
規模にもよりますがOracleだったり、オープン系だとMySQLやPostgreSQLが人気ですよね。

そんな中でもMicrosoftが提供しているSQL Serverもなかなか捨てがたい選択肢です。
BI周りの機能が強いだけでなく同じMicrosoftが提供するExcelとの連携(Power BI)が強いのも特徴で、
小規模からDWHまでをオールインワンで提供しているものもMicrosoftらしいところです;-p

なにより私のような根っからのエンジニアではない人が簡単にSQLを実行できる環境として非常に強力な管理ツールSQL Server Management Studioが提供されているのも大きなポイントです。
MySQL Workbenchも近いツールといえばそうなのですが、標準で日本語化されているというのはManagement Studioをおすすめできる点ですね。

 

全社的にSQL Serverを使っているのであればManagement Studioひとつで全部管理出来るのですが、管理やトランザクション保存や会員管理、開発系…案外プロダクトがバラバラであるというのも有り得る話。
これを最初から見越して設計できているといいのですが、大体が後付増築で増えてゆく…となると分析基盤を作る際にデータを一箇所に集める必要があるわけです。

そこで、SQL Serverにはリンクサーバという機能があり、別サーバで稼働しているDBに接続できます。てっきりMSのことだから接続先もSQL Serverじゃないかとダメかと思っていましたがそんなことはなく、ODBCドライバ経由でMySQLやOracleなどもSQL Server経由で扱えるようになります!

 

というわけで実際にやってみました。

シナリオ:Windows上で動いているSQL Serverから別マシン上のMySQLにリンクサーバを設定して接続する。

前提:MySQLは別マシンですでに稼働しており、外部からのアクセスの設定が完了していること。
MySQL側はアクセスできればいいので、一切環境を変更する必要がありません。

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まずはMySQLに接続するために、SQL Serverが稼働しているWindowsマシンにODBCドライバをインストール。
MySQL :: Download Connector/ODBC

ちなみにダウンロードするのは64bitのものになります。
注意しないといけないのはすでにExcelなどを導入しておりExcelからMySQLに接続するために32bitのODBCドライバがインストールされている場合にも、SQL Serverに合わせた64bitのものをインストールし直してください。

 

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Windowsの検索窓に「ODBC」と入力して出てくるデータソースに接続先の情報を設定します。
※ユーザーDSNでもいいらしいですが、自分の環境だとダメだったので”システムDSN”に登録しました。

 

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先ほどインストールした「MySQL ODBC 5.3 Unicode Driver」を選択。
日本語を扱うならUnicodeを選択するのが無難。

 

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MySQLの設定画面が出てくるので情報を入力してTestしてみます。
ちなみにData Source Nameは任意で構いません。ちなみにわかりやすくするためにMySQLにしてみました。後ほど使いますので忘れないでね。

 

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これからの作業はSQL Server Management Studioで行います。
新しいリンクサーバのセットアップを行います。

 

スクリーンショット 2014 10 26 14 48 23

リンクサーバ:任意(今回はMYSQL)
プロバイダー:〜ODBC Drivers 
製品名:MySQL
データソース:MySQL  ※先ほどのODBCデータソース画面で設定したData Source Nameを入力してください。
プロバイダー文字列

DRIVER={MySQL ODBC 5.3 UNICODE Driver};SERVER=133.242.xxx.xxx;PORT=3306;DATABASE=test;USER=root;PASSWORD=Password;OPTION=3;

それぞれについて。
 Driver:一番最初にインストールしたMySQLのODBCドライバ
 Server:サーバのIP/ホスト名
 Port:接続に利用するポート番号
 DataBase:デフォルトで接続するデータベース名
 User:外部アクセスを許可されているアカウント名
 Password:外部アクセスできるユーザーのパスワード

カタログ:test ※デフォルで接続するDB名

 

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 今度はセキュリティのタブで、リモートログインのアカウント名を設定します。
これは先程のUserとPasswordになります。

 

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問題がなければめでたくリンクサーバにMYSQLが追加されます!

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select * from openquery (MYSQL, 'select * from test.item limit 0,100')

 MySQLのtestという名前のDBの中のitemというテーブルに格納されているレコードの先頭100件を抽出。

これでMySQLの問い合わせ結果をSQL Server上で扱えるようになりました。
やったね!

 

MySQLのデータをSQL Serverに取り込めば、SQL Server Analysis ServicesやExcelのPower BIなどの強力な分析ツールから簡単に利用することが可能になります。
ODBCドライバを設定してあげれば同様の方法でOracleやPostgreSQLに接続できます。

※別にODBCアクセスできればSQL Serverがなくても出来るじゃないですかって…あっ、そうですね ^q^

2014/10/01

Microsoftが国内Office 365の個人向けサービスを開始

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これまで詳細なエクセルとWordがセットになったOfficeとか、全部入ったOfficeとか、これは家庭では使っていいですが業務に利用してはならないとか・・・色々細分化されていた提供形態がかなり簡素化されます。

Office 史上最高におトクな Office 誕生 - Microsoft Office

Office PremiumはこれまでどおりPCを買ったら入っているプリインストールモデルになります。
ただこれまでとの大きな違いはOfficeの永久アップデートが可能ということ。
 これまでのプリインストールモデルはそのバージョンで固定でしたが、今回からは最新版のOfficeが販売されればそのバージョンを利用可能です。

そして個人向けのOffice 365 Soloは1年間有効なライセンスを11800円で購入することで、最新のOfficeとクラウドサービス各種がセットになったライセンスパッケージです。
Officeのフルセット(AccessやMac版含む)&最大2台までで利用可能とそこそこコスパのいいライセンス体系かと思います。
11800円と聞くと「ウッ…」と思ってしまうかと思いますが単純に12ヶ月で考えれば約984円ですので 、月に何度かOfficeを利用するくらいのユーザー層からヘビーユーザーまで広くおすすめできると思います。

さて、使いたいときに使うという形態でなく1年単位の契約が必要にはなりますが、iOSやAndroid端末で利用可能なOfficeアプリや1TBのSkyDrive、(使われるのかわかない)Skypeの利用権というクラウドサービスもセットになっているのというお買い得感で、お1ついかがでしょうか;-p

 

同時にSurface Pro 3の新モデルとしてCore i3と4GBメモリ、64GB SSDという廉価モデルが追加されました。
価格も控えめで9万円台です。(海外では$799なのですが円高の影響でしょうかね:-(

手書き入力の精度など評価が素晴らしいので、スペックが低くなることの影響含めてレビューを待ちたいと思います。 

2014/04/30

4月に揺らいだセキュリティ事案

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何かと話題が多かったこの4月。
これらの話題もあまりいい意味で取り上げられたものではないとしても、いかに影響が大きいのか、社会的なインフラになっているのかを浮き彫りにした形です。

 

・Windows XPのサポート終了

・Heartbleed事案(OpenSSL)

・DNSキャッシュポイズニング

・Apache Strutsの脆弱性

・IE6~11の脆弱性

 

特に企業的にインパクトがあるのはWindowsXPのサポート終了ではないでしょうか。
慌ててWindows7のPCを買い込んだ企業も少なく無いと思う。

また、Apache Strutsの2度に渡る脆弱性発覚も国内のJavaを利用する企業にとってはインパクトがデカイのでは。

世界的にインパクトが大きかったのはHrartbleedだ。 
デファクトスタンダードであるOpenSSLの最新版に存在した小さなバグによってメモリガチャができ、不正アクセスが可能となってしまうというもの(意訳
これだけのオープンソースプロジェクトであってもきちんと支援が受けられていなかったというのが浮き彫りになっただけでも次回に活かせると思う。(早速IT大手はオープンソースの支援プロジェクトを立ち上げた)

 

確かに、話題に事欠かなかったのだがそれがいい意味ではなかったというところを鑑みると5月はいい意味で話題になることを期待したい

2014/03/30

Windows AzureがMicrosoft Azureに改名

Microsoftが提供するパブリッククラウドプラットフォームのWindows Azureが4月3日よりMicrosoft Azureに改名されるそうです。

元々はWindows ServerのIaaS、IISによるホスティング、SQL Serverによるデータベースを提供していたのですが、今となってはLinuxの仮想マシンを提供したり、PythonやNode.jsなどのメジャーな言語のプラットフォームであり、OracleのDBを提供するなど幅広くWindowsにとらわれない、Microsoftのクラウドプラットフォームとして今回名称変更するそうです。

先行するGoogle Cloud PlatformとAmazon Web Servicesが相次いで30%に及ぶ値下げを発表しているので、4月3日の名称変更に合わせて値下げが発表されるのではないかと期待しています。

 

世界中のアプリケーションに適したエンタープライズ クラスのクラウド プラットフォームを提供する、というマイクロソフトの決意は、これまで以上に揺るぎないものとなっています。私たちは現在、Windows、SQL、.NET、Python、Ruby、Node.js、Java、Hadoop、Linux、そして Oracle など、パブリック クラウドで最も幅広い OS、言語、サービスをサポートしています。今日のモバイルファースト、クラウドファースト、データ駆動型の世界において、お客様はご自身が抱えるあらゆるニーズを満たすパブリック クラウド プラットフォームを手にしたいと考えています。これに応えるのが、「Microsoft Azure」なのです。
Via  「Windows Azure」が「Microsoft Azure」へ名称変更 - Windows Azure Japan Team Blog (ブログ) - Site Home - MSDN Blogs

 

2013/11/25

さくらインターネットがMicrosoftとWindowsクラウド普及で協業

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さくらの専用サーバとさくらのクラウドで早速Windows Server 2012 R2が利用できるようになりました。

本協業により、さくらインターネットでは第一弾として、さくらの専用サーバおよびさくらのクラウドでのWindows Server 2012 R2の提供を開始し、来春には、Windows Server 2012 R2 Hyper-VベースのVPSサービスを提供予定です。

今後、さくらインターネットでは、クラウドサービスの中核技術として Windows Server 2012 R2 Hyper-Vを位置付け、エンタープライズ向けにSystem Centerを活用し、さくらインターネットが長年培ってきたクラウド運用の技術とノウハウを融合することで、高品質と低コストを両立する企業向けプライベートクラウドサービスやハイブリッドクラウド連携による付加価値をお客様へ提供します。また今後、日本マイクロソフトと共同でのソリューションセミナーを開催するなど、営業・マーケティング活動の連携を強化します。

さくらインターネットプレスリリース

これまでオープンソースを積極的に利用してきたさくらインターネットなのでかなりインパクトは大きいです。
さくらの強力なインフラをSystem Cneterで乗りこなせるのかと思うとワクワクしますね。

 

早速、Windows Server 2012 R2を試してみた感想ですが
「リモートデスクトップすご!!」の一言。

Macの最新版のリモートデスクトップクライアントを使ってWindows Server 2012 R2(Windows 8)に接続するとラグも少なくかなり快適に使えます。
これまでのリモートデスクトップとは全く違う使い心地です。 

ふと、AWSもWorkSpaceというVDIに参入してきましたが、もしかしたらさくらのクラウドのオプションで参入するのでは?参入できるのでは?という感想。
あとはWindows Azure石狩リュージョンとか作っちゃうのでは という個人的希望;p