←導入前:導入後→
先日モトヤアポロというフォントを存在を知り、このスラっとしたシェイプが大変気に入りました。
マジック・ザ・ギャザリングというカードゲームの日本語版フォントに採用されていることをきっかけに知ったわけですが、テレビのテロップや雑誌、テレビゲーム等結構色んな所で使われているみたいです。
モトヤアポロ購入ページ
いいと思っても商用フォントなのでウェイトごとに全部揃えるとなると合計10万円コースで流石に敷居が高いわけです。
※一番細い書体は非商用利用に限られますがフリーフォントして公開されています。
MOTOYA 全文字フリーフォント
調べてみるとWebサイト向けのWebフォントとしてモトヤアポロを取り扱っているサイトが有りました。
とは言えデザイン関連の仕事をしているわけではないのですが、使ってみたいという気持ちが抑えきれずにとりあえず契約。
国内ではFONTPLUSというソフトバンク・テクノロジーが運営するWEBフォント配信サービスが有ります。こちらは国内の殆どのフォントメーカーが参加しており、日本語フォントの品揃えでは随一でしょう。
一方海外でもfonts.comという大手Webフォント配信のサイトがあり、その中でもモトヤアポロが取り扱われていました。海外サイトなので英数フォントに関してはかなり種類豊富ですが、日本語のフォントで言えば確かにFONTPLUSと比較すると少ないものの、モトヤやイワタ、デザインフォントで有名なAxisや游ゴシックも使えます。あと、WindowsのメイリオをやMSゴシックも取り扱われていたのが面白い。
fonts.com料金プラン一覧
今回は掲題の通りfonts.comと契約をしたわけです。
日本語フォントを使いたいというのではなく”モトヤアポロ”が使いたいというわけでしたので安い方ということでfonts.comに一票。
FONTPLUSは初期費用が取られるというところも大きかったのですが、機能的な面でもfonts.comの”セルフホスティング”が面白く、該当フォントをダウンロードし、限定的なWEB環境でも使えるというものです。さらに月額料金のプランをより高いものにすればPCにインストールしてドキュメントなどでも利用できるようなります。
月10ドルのプランを勢いで契約し、せっかくなのでこのブログにWebフォントを適用してみました。
- サイト名、本文:AXIS Font W55 Basic Light
- 記事タイトル、Hタグ:Motoya Aporo W50 W4
一番上の画像のように結構雰囲気が変わるわけです。Windowsで見ているのにフォントにちゃんとアンチエイジングがかかっているのもいいですね。
当然ながらWebフォントはPC/Macにインストール済みのフォントを呼び出すの比べて遅いですし、トラフィックも増えてしまいます。
特に日本語フォント全体のパッケージだと1書体あたり10MBクラスですが、必要な分をJavascriptで計測してCDN経由で転送しているみたいなので実際には数100KBに程度でした。私個人のかなり不快適なインターネット環境でも遅さを感じることはありません。
fonts.comはトータルのページビュー数に制限がありますが、使えるサイト数には制限がありません。せっかく契約したので色んな所で使ってみたいと思います;-p