@nc_yamamoto氏がさくらのクラウド向けのDocker machineドライバを書いてくださったので、早速Windows環境で試してみました。
これを書いている時点ではv0.0.1なのでどんどん変わっていくと思います。
yamamoto-febc/docker-machine-sakuracloud
ちなみにMacでの環境構築の手順はQiitaにまとまっているのでそちらを読んだほうが確実です。
docker-machine + さくらのクラウドでお手軽リモートdockerするよ
実行環境はWindows版のDocker Toolboxをインストールした環境です。
Docker ToolboxはWindowsやMacでDocker操作のクライアント環境などを一括でインストールすることのできるツール集になります。
とりあえずWindowsでDocker触りたいならこれを入れておけばOKかな。
Docker Toolboxのインストール(特にチェックボックスとか変更せずにそのまま)が完了すると、すぐにDocker関連のコマンドが利用できるようになっています。
実際にさくらのクラウドようのドライバのインストールですが、単純にさくらのクラウド用のexeファイルをダウンロードしてDocker-machineのディレクトリに置くだけです。(ね、簡単でしょ)
リリースファイルのZIPをダウンロードしてきます。
フォルダの中に格納されているWindows-386またはWindows-amd64のいずれかを実行するPCの環境に合わせて以下のフォルダに格納します。
C:\Program Files\Docker Toolbox\
何も考えずにDocker Toolboxを実行するとおそらくこちらにインストールされているはずです。
このディレクトリの直下にdocker-machine-driver-sakuracloud.exeをコピーします。
※PATHを通したりしなくていいからWindowsは楽ですよね:-p
コマンドプロンプトを開いてインストールされているかを確認します。
C:\>docker-machine create --driver sakuracloudこのコマンドでヘルプが表示されていれば準備完了です。
此処から先の作業は「docker-machine + さくらのクラウドでお手軽リモートdockerするよ」にまとめているのでそちらの手順を参考にされてください。
実際にDocker Machineでさくらのクラウド上にデプロイし、そのままSSH接続を行った図が一番上のスクリーンショットです。(APIキーの部分は消しています)
コマンドプロンプトでやるときは改行消して1行にしたほうがいいかもしれません。
Docker ToolboxにはMinGWもインストールされるので、そちらでやったほうがスムーズにできるかと思います。
国内のクラウド事業者でDocker machineが使えるのは感慨深いです。
正直コントロールパネルや独自のAPIをゴリゴリしなくても、他のクラウドと同じ使い勝手で使えるのは衝撃的としか言い表しようがないです。