実は抽選でかなり倍率も高くハードル高く参加出来たのは運が良かったな:-p
国内の新聞社でもお硬いイメージのある日経新聞と、ITベンチャーのSansanがどんなコラボレーションをしてくれるのかというすごく気になり応募したのがきっかけです。
今まで思っていた日経新聞(電子版ね)のイメージが覆るくらいの衝撃と、Sansanの名刺ビジネスに取り組む姿勢に感動すら覚えました。
ちなみにイベント自体は2回目ということもあり、1回目の内容に興味があったので今回参加しましたという人も多かったようです。
1回目のイベントレポートが非常によくまとまっているのでこちらを御覧ください。
さて、今回のお題はモバイル(iOS/Android)のUI/UXです。
コードを書かない、デザインもしない私ですが、これらの分野に興味があった私としてはすごい興味深かったです。
詳細なレポートについては第1回同様にプロのライターの方が取材にいらっしゃっていたので、そちらのまとめに期待して印象に残った部分だけを簡単にまとめたいと思います。
Sansanのプロダクトマネージャーの方の「悩まないプロダクト設計」
- 効率化と効果的の違い
-- 効率化は少ない行動で、同じ成果を得る
-- 効果的は同じ行動量で、得られる成果を上げること
- 効率よりも効果を意識しよう
- 悩まないプロダクト設計=悩んだときは立ち止まって効果的な一手がないかを考えること
日経新聞社のiOSアプリ担当エンジニアの「日経新聞アプリとしてのUI/UX」
- 新聞とは膨大なカテゴリと情報量を持つコンテンツ
- 新聞朝刊だけで新書2冊分の文字情報がある
-- コンテンツを無理やり詰め込んでも、それは供給者側の自己満足なだけ
- 分析大事
-- 調査の結果、課金会員と非課金会員では記事の回遊に違いがある
- UIを変えることは怖い=ユーザからの不満
-- ユーザの本質を探り、ユーザへの対応=>信頼関係を築くこと
- ユーザの実際の使われ方を徹底的に調べる。最後は思い切ってやってみる。その後高速でPDCAを回してユーザとの信頼性を築く
iOSのUI/UXデザイナーとして著名な深津氏の「確実によくするUI/UX設計」
- 日経電子版のアプリリニューアルを請け負った時に言ったこと「記事は素晴らしい。それ以外はすべて競合以下。」
- 改善 or リニューアル
-- 改善を続けることで炎上を避ける事はできるが、技術的負債がつもりいつかは置いて行かれる
-- リニューアルすることで炎上はするが、置いて行かれる事態は避けられる
- プロトタイプは何回作るか、何回捨てるかが重要
-- プロトタイプを作るのに時間をかけ過ぎると、フォードバックへの対応ができない(間に合わない)
- テストを行うときには仮説を立ててから
-- 大量の仮設とアプローチを考える → プロトタイプに時間を限界までかける
- 酒を飲んで意識が散漫なときにテストするのも有効
- スペックに現れない品質改善は(社内・上司に)伝わりにくい
-- 品質はユーザ体験に影響し、最終的には売上に跳ね返る
--- 競合と並べた時に格下に見られてしまう
懇親会のディープな話含めて、刺激的な3時間でした。
機会があればぜひとも第3回も参加してみたいです。
ちなみにこの2社のコラボは、いろいろあるんだと思いますが、資本関係と一言でまとめておきます。