いい勉強になりました。
とにかく興味を持った時点で申し込んでおかないと空席は待ってくれない…。
申し込みが遅かったのでスポンサーセッションを中心に聞いて参りました。
各セッションの詳しい内容はプレスシートも用意されていたことですし、メディアの方にお任せするとして、個人的な感想を書いちゃいます。
超意訳なので意図と違うこともあると思いますがその時はご指摘をお願いします。
基調講演 Day1: Go Global !
- まず、国内でこれだけ大規模なAWSのイベントは初!
- 世界8箇所のデータセンター群の中でも日本リージョンの成長は最も伸びている
- エンタープライズ斉唱の4分野
- ウェブアプリケーション
- ビジネスアプリケーション
- ビッグデータ・HPC ←(アンデルセンの事例)
- ディザスタリカバリ・アーカイブ
- 金融機関向けAWS活用リファレンスが公開
ここからAmazon Web Services LLC / Vice Presidentの講演
- クラウドの特徴
- AWSが先行投資を代行
- リソースは運用経費として計上すればいい
- 事前に物理投資する必要がないので安価に参入できる
- クラウドは使用した分だけの支払いを行えばいい←電力と同じ
- 必要なリソース(ハード・ソフト)を必要なときに必要なだけ → 自由度が増す
- インフラのスケールアップ・ダウンが柔軟に可能 = Elastic
- 企業にとってコスト削減以上にクラウドを活用することで俊敏性を確保できる → 開発期間短縮 = コスト削減
- 1年前には4つのリュージョンだったものが今では8つのリュージョンを抱える
- スタートアップだけでなく、大企業もクラウドの採用が拡大している
- IaaSとしてのマーケットシェアはAWS 59%と他を圧倒
- S3はAWS最初のサービスとして今では毎秒75万オブジェクトが追加されている
- AWSは2000年当時のAmazon.com(年商27.6億ドル)を支えるのと同じキャパシティを日々増強し続けている
- 規模の拡大とイノベーション → これまでに20回以上の値下げを実施
- AWSがサービス開始して6年半が経過
- 本日日本リュージョンに新しいアベイラビリティゾーンが追加となった
- クラウドコンピューティングの7つの変革
- 分散処理アーキテクチャをより簡単に
- 共有システムのセキュリティアドバンテージ
- アーキテクチャによるスケーリングからコマンドによるスケーリングにへ
- すべてのデベロッパーの手にスーパーコンピューターを
- スパコンランク 42位
- 5万AWSコアのスパコンを → 15,000ドル以下で実現
- たくさんの実験と早い失敗体験
- インフラコストが高いため失敗できない→イノベーションが進みにくい
- コストが低いことでトライを多くすることができる→多くのイノベーションにつながる
- ビッグデータ処理にビックなサーバは不要
- データハウス&サーバクラスタ ← 莫大な初期投資
- Amazon S3&Hadoop ← シンプルなクラウドへ
- モバイル時代のためのモバイルエコシステム
- まずはモバイルでやるという時代に来ている
- Time to Maket → Go Global !
- リーンスタートアップがすごいプッシュされてた
Microsoft = the Cloud OS最新戦略
- MicrosoftとAWSは双方にパートナーシップを結んでいる → だからAWSで正規のWindows Serverが提供できる
- (AWSとAzureと競合している部分もあるけど)共通の目的はクラウド市場の拡大
- BYOL:Bring Your Own License
- 現在プライベート環境に持っているWindows/MS製品のライセンスをクラウド上に持ち込む
- Windows 8と次期Officeは完全にクラウド統合
- 次期Sharepoint(2013)サーバを中心にファイルの保存先のデフォルトはクラウド上になる
- あらゆる場所でデプロイできる(社内環境、EC2などのクラウド、Azure)
- Hybrid Cloud → Seamless Cloud (境界のないクラウドへ)
- Amazon社で利用されているファイルサーバはEC2上のSharePointがプライマリとなっている
- クラウドファーストの時代へ
Redhatのオープンハイブリッド・クラウド
- RedhatはLinuxだけの会社じゃなくてオープンソースラブ
- Unix投資はマイナス成長、その分がLinux&OSSへ投資されている
- オープンソースって危なくない ← テクノロジーが公開されており多くの人の目が通っているから安心だよ!
- OSの分野で生き残るのはWindowsとLinux
- なぜRedhatが選ばれるのか
- アプリケーションと数多くのハードウェアプラットフォームをサポート
- WindowsからLinuxへの移行も進んでいる
- 無料のLinuxを選択するよりもRHELのほうが48%もコスト削減できる
- Linuxのエンタープライズ向けトップコミッター
- 2011年日本国内ではRHELの採用は全体の85.5%にも及ぶ
- エンタープライズシステムのコストの75%はメンテナンス → 新規投資はたったの25%
- 圧倒的安価に使えるAWSはメンテナンスコストを下げ新規投資を増やしイノベーションを加速させる
- クラウドと既存の橋渡しをする → Redhatのオープンハイブリッドクラウド
バスキュール:クラウドが加速させる デジタルクリエイションの世界
- 男性向けデオドラント → いかにデジタルで汗をかかせるか! ← これがコンテンツ
- S3とCloudFrontは広告配信プラットフォームとして相性がいい
- スポーツ実況は視聴率の高いコンテンツ→同時ユーザー数がこれまでの規模とは比較にならない
- しかもリアルタイム性が非常に要求される
- AWS、GAE、Azureなど要件に応じて柔軟に選択するべき
ナイト・セッション スタートアップチャレンジ
- mana.bo
- オンラインでチューター(指導者)から指導を受けることができるプラットフォーム
- hapyrus
- ログデータを指定してコマンド1行コピペするだけで解析できるビッグデータ解析サービス
- Pathなどの採用事例あり
- どれだけ簡単に扱えるかが目的
- Box2You
- オンライン定期販売サービス(海外では今注目のサービス)
- 初期費用無料 売上の10%の手数料
- 有名人などとも契約し展開を加速させていく
- WBBooster
- 世界のサイトの16.6%はWordPress ただし遅い。
- WordPress にプラグインを入れるだけでCloudFrontにコンテンツをキャッシュし表示速度を2倍に
- 3万PV程度なら月200〜300円程度で実装可能
- HarmonyCalc
- 普通のWindowsPCにインストールするだけでクラスタ化することが可能
- 使い慣れたWindowsを使うことが可能
- AWSの対応も現在進行中・・・
- Coiney
- 経歴紹介が大半で6人中4名はすごいのは分かった。残りの2名は…
- サービスはSquareとかpaypal heroと同じ
- 後発の利点として日本独自のおサイフケータイもサポートする
- Trippiece
- みんなで旅を作るサービス
- 同じ旅をした人同士でプランを作り上げてゆくサービス
- こでかけ
- 自動車利用の70%は10km以内で1〜2名
- 超小型電気自動車のシェアリングサービスを福岡で展開
- スマートエデュケーション
- 今回1位を獲得
- 見て・聞いて・触って楽しい親子・友達と楽しめるスマート絵本
- 説明書が不要 → 世界展開が早い
- ONTROX
- 大量の比構造データを可視化
- 素直にすごいと思った
- Creatty
- スマートフォンで始められるクリエイターのためのオンラインポートフォリオ
- サイト上で売買も可能になるCreatty Storeも展開
- ippy
- おめでとうのメッセージに合わせてギフトカードを無料・有料で送ることができるサービス
國光 宏尚(株式会社gumi 代表取締役社長)、上原 仁(株式会社マイネット・ジャパン 代表取締役社長)、堀内 康弘(AWSエバンジェリスト・株式会社gumi 元CTO)、松尾 康博(AWSソリューションアーキテクト・株式会社マイネット・ジャパン 元CTO)によるトーク・セッション。
Twitterで一方的に覗いているだけの人たちを実際に目にすると生きてるパワーが違いますね。
あと、酔っぱらいオヤジやくしゃみの人など、Amazonさんは最後の最後までサプライズを用意してきて感動です。
そんなこんなで2日間(2日目はJAWSのみ参加)ほんとに勉強になりました。
一番の収穫はとにかくリーンスタートアップじゃないですがやらんと話にならんと。