2010/10/01

日本語入力がついにクラウド化 Google 日本語入力 Cloud API

Google日本語入力Google日本語入力


 「Google 日本語入力 Cloud API」は、Transliteration APIに対してHTTPのGETリクエストを出すと、変換結果や変換候補をJSON形式で返してくるというもの。それをウェブアプリケーション側でJavaScriptにより変換候補として表示するといった使い方ができる。これにより、高い変換効率と豊富な語いの辞書を持つ「Google 日本語入力」の機能を、サードパーティが開発したウェブアプリケーションに組み込んで利用できるようになるとしている。



滅茶苦茶興奮したのは自分だけ?
そもそもGoogleの現在のプロダクトには


OS : Chrome OS
IME : Google 日本語入力
とこのようにプロダクトがあるのでOS向けに日本語入力が必要ならすでにあるわけです。それでもなおかつGoogleが日本語入力をWebAPIで問い合わせ、利用出来る形にしてくれたのは素晴らしい事です。


HTML5の実用化などで今後ますます普及するだろうウェブアプリケーションでは、文字入力を伴うユーザーインタラクションが多く発生する。しかし、現在はIMEを常に起ち上げ、そこで変換した結果がブラウザーを通じてウェブアプリケーションに渡される流れだとし、及川氏は、これらのコンポーネント間でタイトな連携が実現されていないことに疑問を投げかけた。



link: 「Google 日本語入力 Cloud API」公開、ウェブアプリから利用可能に -INTERNET Watch


これをWeb開発者が組み込めば、言語の壁を越えてPCの統一環境が…いずれは出来るのかな?


ただ、クラウドで提供されはしますが、あくまでもWeb組み込みが今回の目的みたいです。
なので変換辞書情報をGoogleがホスティングしてどこでも同じ辞書というようなものではありません。サードパーティでFirefoxやChromeのプラグインと一緒に出てくるかもしれませんが。


とにかく日本語を扱う上での重要なウェイトを占める日本語入力が「Google」という海外のビックブランドによって変わるのかと思うと胸熱です。