2009/11/05

WiMAXの思ったよりも厳しい現状

UQ WiMAX Bus by Masaru Kamikura.
UQ WiMAX Bus on Flickr - Photo Sharing!

社団法人、電気通信事業者協会が10月7日、発表した9月末現在の携帯電話事業者別契約者数の統計で、KDDI陣営のUQコミュニケーションズが7月にスタートさせた「モバイルWiMAX」の契約者数(3カ月累計)が初めて明らかにされたのだ。
わずか2万1700件。月平均1万件にも満たない。
KDDI真っ青の「WiMAX」不振(月刊FACTA) - Yahoo!ニュース

ちょっと前にセミナー?講演会?が開かれて、希望に満ちあふれたお話(WiMAXのお話を聞いてきた。 | itFun.jp)を聞いたばかりなので少々驚きです。

2.5GHzという高周波数帯は、電波の直進性が強く、エリア内であってもビル陰など、いたるところに“穴”ができる。「山手線内の屋外でも途切れたりして不安定になる」「窓から離れた部屋の奥だとつながらない」などと評判は芳しくない。

これも講演の中で少し出てきたことですが、日本のように高層建築や電波が氾濫している環境下だと高周波数帯域は障害に弱く減速しやすいそうです。要するに繋がらない。

皮肉にも基地局を細かく建設するマイクロセルの方針を打ち出しているWILLCOMは体力不足な感じが否めない状況です。

 

とは言いつつもちゃんと純増している分良いような気もします。
なんせ、WiMAXは契約期間で拘束する考えのない体系なので今のところはこれで良いのかも。根本的に携帯電話などの契約と言うよりかはライバルは公衆無線LANだと思います。
ただ、イーモバイルのスタートインと比べるのはあれですが、少なすぎる。

契約者数の増加が見込めないと投資も難しく、投資しないと契約者離れが起きかねず…

やっぱりカバーエリアかな。
エリアだな。

 

すでに2006年にサービスインして先行している韓国のWiMAX(の仕様を使った独自規格WiBro)は、契約者数20数万人で頭打ち状態らしい。
IPベースの音声通話サービスを解禁して巻き返しを図るようですが、どうなるのか。

お国が違って状況が違うとはいえ、どうなる事やら。