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最近Google先生が言語というボーダーを取り除こうと躍起になっているような気がする。
一番直近の話題はGoogle Mapかな。
「Google マップは世界で1つの地図を共有することを大事にしてきたが、言語の壁はあった。技術的な制約もあり、各国でそれぞれの地図を開発してきた」と話す。今回から世界地図の日本語表記を実現し、カタカナ名で海外の地図検索が可能になった。
Google マップで世界地図日本語版、数千万の地名をカタカナ化 -INTERNET Watch
本来はその地域の言葉でなければ検索することのできなかった詳細を日本語(カタカナ)でも検索できるようにしてしまおうという壮大な計画。というよりも、すでに稼働しています。
さらに、Google ドキュメントで作成したファイルも自動翻訳して公開することが可能になりました!
Google Docsは、文書の共有に便利なアプリケーションだが、これまでは異なる言語間での文書共有ができなかった。今日(米国時間8/27)Googleは、文書を42ヵ国語に自動翻訳できる新機能をGoogle Docsに導入する。
Google Docsのツールメニューで、「Translate document」をクリックして翻訳先言語を選べば翻訳できる。この機能は、Google Translateの技術を利用している。オリジナルを翻訳版で置き換えることも、別文書として保存することもできる。
Google Docsで翻訳して、世界中で文書を共有しよう
ちなみに先ほど日本語版のGoogle ドキュメントで試してみましたが、ちゃんとその項目がありました。
少し前になりますが、GmailのLabs機能にメールの翻訳という機能が搭載されました。
Gmailの翻訳機能は,設定ページの「Labs」タブを開き,「Message translation(メッセージ翻訳)」を有効にすれば利用できる。デフォルト設定以外の言語で書かれたメッセージが届いた場合,リンクをクリックすれば自分が設定した言語でメッセージが表示される。設定した言語以外に翻訳することも可能。現在この機能は,40以上の言語に対応する。
Google,Webメール・サービス「Gmail」にメッセージ翻訳機能を追加 - ニュース:ITpro
地味ですが、かなり便利。
Amazon(EC2)とかSunが送りつけてるメールの雰囲気を読むには十分過ぎる制度だと思います。
で、もちろんGoogle様は本業も抜かりありません。
Advertisers Auto-Translating Their (Google) Ads
Googleの広告プラットフォームのGoogle AdSenseも自動翻訳がかかることがあるようです。
世界中の情報を網羅しているGoogleでも、一番の難所は利用者が読める言語の情報しか求めようとしない点。日本人は世界で1億3000万人程度しかいないので、Googleが英語のWebページを何百億と集めようと日本人はほとんどそれを見ようとしない。だからこそ、中途半端なWebのまとめサイトが乱立しているわけで・・・
もちろん現状はとうてい読めたものじゃないくらいひどい精度です。
でも、こうやって多くのところで実用化されると精度のそれに比例して上がっていくのではないかとき期待しています。