2019/02/28

Apache GuacamoleでJISキーボードを認識させる方法

前回Apache Guacamoleをインストールして実際に便利に使っているんですが、キーボードレイアウト問題が不便でした。
この手のソフトウェアだとUSキーボード限定で変更できないものだとばかり思っていたんですがそんなこともなくちゃんと設定に入ってました:-p


設定方法


接続先の設定メニューのKyeborad Layoutから「Japanese(Qwerty)」を設定する

これで記号などを入力するときにJISキーボードのは位置で認識されます。ただし全角/半角はクライアント側に持っていかれてしまうのでリモート先にアサインすることはできません。こればっかりはマウス操作で日本語入力を有効にしてください

2019/02/27

利用中のサブスクリプションサービスを書き出してみた 2019年2月

  • まえがき
    • サブスクリプションサービスって1回契約すると生活の一部のになって契約している事自体を忘れがちです。気がつくと利用していないこともあるので不定期的に棚卸しを兼ねて行ってみようという趣旨です。
  • 今使っているもの
    • 音楽
      • Spotify Premium
        • 1480円/月
        • 不満もなければこれじゃないといけないという思いもないです。今後解約するかもしれないです。
    • 買い物
      • アマゾンプライム
        • 3900円/年
        • 色々サービスがついてきてるけど、特に買い物の頻度が高いわけでもPrimeVideoなどをガッツリ見ているわけでもないです。個人的にEcho Spotを使ってますが、ディスプレイにはChromecastを刺しておりこの不一致感微妙に不便です。
    • 業務効率化
      • G suite
        • 600円/月
        • 個人用のアカウントとして使っていますが、利用頻度を考えると解約しても良さそうな気もします。
      • Workflowy
        • $50/年
        • 業務でも私生活でも情報を箇条書きで書き出すのに活用させてもらってます。
          • このブログ自体も下書きをWorkflowyで書き出してそのままエクスポートしてブログに認めています。
      • Google One
        • 1300円/月
        • Google Driveでバックアップするための用途
          • 他のストレージサービスでもいいんですがGoogle Driveはブラウザからそのままプレビュー可能ですしGoogle Photoなどとも連動できるのが便利
      • Feedly Pro
        • $65/年
        • 未だにRSSというのもアレですが情報収集はこれに一元化しています
          • 登録数が100を超えているというのもありやめるにやめられない感じではあります。
      • ドメイン各種
        • よくわからない…
          • IT業界いる人あるあるだと思いますが、累計すると結構な金額になってそう
          • 全くDNSの設定すらしていないものもあるので不要なものは今後自動更新しないようにしたいと思います。
    • お金管理
      • マネーフォワード
        • 500円/月
        • 今年は家計簿をつけない代わりに可能な限り電子マネーやクレカ決済をするようにしてマネーフォワードに情報を集約させるようにしています
        • 銀行や証券・クレカ、ショッピンクの口座を紐付けることで自動で一元管理されるのはすごく便利です。
    • クラウド検証用
      • よくわからない…
        • 自社だったり、競合他社だったり色々なサービスを実際に自分で契約して使っています。
        • これもチリツモでそこそこありそうです。
  • 使わなくなったもの
    • Netflix
      • 面白そうなタイトルがたくさんあるともうのですが、動画を見るのは「よし見よう!」と以外とパワーが必要だったりします。契約はしているがそれが積み重なって意外と見ていないということに気づき解約しました
    • Icloud drive
      • メイン端末をiPhoneからGoogle Pixel3に変更したためiCloudのバックアップが不要となり解約しました。写真はGoogle Photoにバックアップされています。
    • Github
      • 個人で作ったよくわからないスクリプトがいつも迷子になるので、バックアップ目的で契約してましたその数カ月後に無償アカウントでもプライベート無制限になってので解約しました。Proのバッチはなくなっちゃいましたけどね:-p
    • audible
      • オーディオブックのサービスです。実は契約してましたがポッドキャストを聞いていると意外と聞く時間が無いことに気づいてしまったため
    • fonts.com
      • ウェブフォントの導入の必要性がなかったということに気がつきました。

2019/02/25

Apache GuacamoleをWindows Subsystem for Linux上で動かす

WSL上で動くGuacamoleに接続しブラウザonブラウザしてる図

ブラウザの中でリモートデスクトップしたいときってありますよね。
ブラウザの中でブラウザが起動したいわけです。

Apache Guacamoleというプロダクトがそれに答えてくれます。
RDPやVNC、SSHをGuacamoleをインストールしたサーバが中継し、Guacamole自体はそれをHTML5に変換し配信してくれます。


なので、Guacamoleサーバを構築し接続する設定を行えば、クライアント側はモダンブラウザでアクセスすればどこの環境にもアクセスできるようになります。

Guacamoleサーバの構築手順は結構複雑なので、UbuntuやRHEL/CentOSについては有志がインストールスクリプトを公開してくれていますし、Docker Composeですぐに利用するための手順もあります。

プライベートセグメントとの中継部分にGuacamoleを用意し、ブラウザからアクセスしプライベートのネットワーク上のサーバにアクセスするという使い方が想定されていると思います。またユーザ管理機能や詳細ログ、二段階認証も準備されているので業務レベルでもある程度活用できると思います。


さて、環境の準備なんですがこれ自体は上記スクリプトを活用すればそんなに難しくないです。ただ、今回やりたいことは Windows に対してのRDP接続をGuacamoleに中継させてウェブブラウザからアクセスするということです。
つまりRDP接続はすでにできる状態なので、Guacamoleを利用するためだけに新しくサーバを別途構築するような手間はしたくない。ただし直接Windowsにインストールすることもできません。



「Windows Subsystem for LinuxにインストールしたらGuacamole用にサーバ建てなくていいんじぇね?」

というわけでタイトルの通り、Apache GuacamoleをWindows Subsystem for Linux上にインストールしてみた軌跡です。


まず結論から言うと注意点はありますが、Windows 10 Pro/Windows Server 2019上にインストールし接続できることを確認しました。

■インストール手順
(Windows Server 2019の場合には事前にWSLの環境構築が必要です。構築手順はこちを参考にしていただければと思います。→ さくらのクラウドのWindows Server 2019でWindows Subsystem for Linuxを試してみた

WSLではUbuntu 18.04を選択しました。
公開されているApache Guacamoleのインストールスクリプトを活用させていただきます。
※管理者で実行しています

GitHub - MysticRyuujin/guac-install: Script for installing Guacamole on Ubuntu

ちなみにインストールにはすごい時間がかかり、失敗します。
MySQLが必要になるんですがWSL上ではちゃんと起動しないということが原因です。
ですので、失敗したタイミングでMySQLを手動実行してあげます。



sudo service mysql start

その後もう一回スクリプトを実行すると成功すると思います。



その後表示されるメッセージの通りウェブブラウザからアクセスするとログイン画面が表示されます。
※Windowsファイアーウォールの設定はちゃんと行う必要があります。

■Windowsに接続するための設定 と Windows側の設定

Guacamole側の設定はそれほど難しくないです。
RDPを使う場合には「Ignore server certificate」のチェックを外してあげましょう。

また、接続される側のWindows側のレジストリ設定を変更してあげる必要もあります。
Guacamole, RDP, Windows 10 and Windows Server 2016 

設定ができれば一番上の画像の様にウェブブラウザからWindowsへのアクセスができるようになります!


■注意点

当然ですがRDPの代替になるほどのクオリティではありません。

  • キー配列がUS?固定です
  • 日本語入力はできないわけではないですが切り替えには半角全角が使えないので、マウスでOS側のIMEの設定を変えて上げる必要があります
  • Winキーなどはクライアント側で実行されるので使えません。(Ctrl+Wでリモート先のブラウザのタブを閉じようとすると当然ですがクライアント側のタブが閉じられます

こういったこともトータルで考えてブラウザさえアレばすぐに使えるという利便性は圧倒的です。
最近は業務もブラウザで完結できることが多くなっています。一部の業務ソフトもブラウザ内で扱えるようにGuacamoleを活用してゆきましょう!