日本IBM(社長:橋本孝之 、NYSE:IBM)は、国内のデータセンターにグローバルで統合化されたパブリック・クラウド・サービス基盤を構築し、企業向けの新しいパブリック・クラウド・サービスを提供していくことを発表します。
link: IBM グローバル・スケールのパブリック・クラウド・サービスを発表 - Japan
IBM先生のご参入でエンタープライズ市場もクラウド化が進むのではないかと期待しております。
もちろんIBM先生なので個人向けというのは無理な話かもしれませんが、クラウドの開発手法をエンタープライズレベルの環境で利用出来るようになると言うことの意義は大きいんじゃないでしょうか
1,IBM Smart Business 開発&テストクラウド
これはIBMの製産ツール群を利用し、10円〜/1時間という価格でIBMが運用するデータセンター上に環境を構築できるというモノ。
ただ、あくまでも本運用には使えずに、プライベートクラウド構築時のテストという感じのようです。
IBM IBM Smart Business 開発&テスト・クラウド・サービス - 概要 - Japan
2,同 デスクトップ・クラウド
こちらは本格的なクラウドで、IBMが運営するデータセンター上でCitrixを動作させ仮想デスクトップ(VDI)を提供するというモノ。
簡単に言えばシンクライアントのサーバ側をIBMがホストするということですね。クライアント側はWYSEでも購入すればいいわけです。
IBM - IBM Smart Business デスクトップ・クラウド・サービス - Japan
これ以外にもクラウドコンサル的なモノを始めるみたいです。
かたくなにプライベートクラウドにこだわっているような会社も巨人IBMが動いたことで少しはパブリッククラウド怖い症候群が緩和するのかな。
ただ、今回のはAmazon EC2やWindows Azureのような本格的なパブリッククラウド参入ではないので、今後の一手に期待です。