アスペクト比がドラマ版と変わっているので画質が超綺麗に見えます。
ドラマ版との大きな違いは、舞台は現在。
そして、ドラマではどちらかというとヒール役をやらされていた鷲津が、企業買収の防衛のためのホワイトナイトとしてでてくることです。
ドラマ版とは比較にならない金額が動くのは映画ならでは。時期的にもあながち無視できない内容なのがなんとも。
ただ、なんというかちょっと回りくどいというか、ドラマに比べて人間模様というかそういう描写が薄いというか逆に濃いというか不思議な感じ。
その辺は2度3度見れば分かるのかもしれませんが。
演技の面では今回赤いハゲタカを率いる劉一華(玉山鉄二)の演技が良かった。単にイケメン俳優を使って話題作りをしただけかと思ったけど、演技も味があって良かったです。
気になる点は話しの落ち。
日本ってこんな危ない国だったっけ…と思わざるを得ない。ただ、その演出があってこその最後の最後のあのシーンに繋がるのかなと思うと感慨深い。が、いまいち納得できない。
駆け引きの部分は面白いかったです。
相手の正体が見えてない、最後の方まで分からないのが逆に良い演出になっていました。鷲津ファンドが引き金を引いて、赤間を守るワケなのですが、こんなことしたら…あと中○ファンドの総資産30兆円とも言われているのにこの程度でどうこうなるのか…と疑問がないわけでもないです。
いや、面白かったですけどね;p