この作品は、ベートーヴェンの死の直後、「自身の楽譜、財産全てを“不滅の恋人”に捧ぐ」と記された1通の遺書が発見されたところで幕を開ける。ベートーヴェンの秘書であったアントン・シンドラーは、遺書に書かれたベートーヴェンの“不滅の恋人”(Immortal Beloved)を見つけ出すため、候補の女性たちを訪ねオーストリア、ハンガリーの各所を旅し、謎に包まれた「不滅の恋人」へと迫っていく。
非常に素晴らしい映画でした。
天才というのはなんだか気むずかしいですな;p
そんなベートーベンの生涯を、死後に見つかった手紙から回送する感じで巡っていきます。
ラスト部分の盛り上がりは、上の予告編からもご想像できると思います。物語全編が、ベートーベンの全ての言葉が、最後のあのシーンに向かっての伏線と言ってもいいくらいの完成度でした。
ちなみに現在も不滅の恋人というのは見つかっていないそうです。
あくまでも、この映画では1つの回答を提示した感じでしょうか。
正直、小学校の音楽の授業くらいでしか名前を知らない人なので、どんなものかと思って見ればこれまで想像していたような価値観が一気に変わりました。良い意味でも、悪い意味でも。このジャケットのピアノに耳を付けて演奏しているシーンは単純ですが、抱えているものを感じさせます。
不滅の恋人…素敵だなぁ~