サンフランシスコ最大のタクシー会社が破産 ウーバーらと競争激化 | Forbes JAPAN
昨年12月、サンフランシスコ市で最大のタクシー会社、Yellow Cab社は株主らに宛てた書簡で破産宣告を行った。このニュースは地元紙のサンフランシスコ・エグザミナーが報道した。Yellow Cab社は業務を継続しているが、「重大な経済的困難」に直面しており、大規模な組織改編の必要があるという。同社の苦境の原因は、配車アプリのウーバーやリフトとの競争の激化だという。
予期していた流れではあるがタクシーの代名詞的な黄色のYellow Cabが破産宣告したそうだ。タクシー業界を塗り替えたUberって何がそんなにすごいんだろう。
これを書く前に自分が持っていたUberのイメージは、スマフォアプリでタクシーが呼べるそんなサービス。日本であれば電話でタクシーを呼ぶことができますが、アメリカだとそれができないから普及したのかなぁ?
評価額600億ドルの企業となったUberの何がすごいのかちょっとだけ調べてみました。
Uberがすごいと言っている意見をピックアップすると
- アプリから簡単に呼び出せる
- 高級車でやってくる
- アプリから支払い(+チップ)を完結できる
- アプリからドライバーを評価できる(低評価のドライバーは必然的に解除されるのでサービスの質を高く維持できる)
という一面があるそうだ。
確かに日本国内のタクシーであればサービス品質も高いだろうけど海外だとこれだけでも評価されちゃうくらいすごいんだろう。ただ、これは本質ではないみたい。
●Uberの凄さはUber Xにあり
Uberの運転手はタクシーの運転手ではない。
Uber専門の運転手は今は多いが、Uberの運転手になることは、運転免許さえあれば、誰でも可能だ。
私たちのような一般生活者が空き時間を活用して、運転手となり、お小遣い稼ぎができることが革命的なのだ。
それがUberXというサービスだ。
UberXというサービスが有るらしい。
簡単言うとUber専任のドライバーを配送するUberというメインのサービスがあり、その安価なサービスとして一般の人が自身の持つ車でタクシーサービスを行うことができるのがUberXというサービスのようだ。
本家のUberよりも安価に利用でき、そして呼び出すことや支払い・評価は通常のUber同様のシステムが利用できる。
まさしくこのUberXがシェアリングエコノミーの本質で、「車を持て余している人」と「車を利用したい人」をつなぐ新しい経済を作り上げたのだと思う。
Uberが日本で苦労しているのはこの点だと思う。日本では法律でいわゆる白タクを規制しているためUberXのサービスを開始できない。
普通のUberのサービスは確かにクオリティが高いのかもしれないが、日本では普通に黒塗りのプリウスタクシーであっても手軽に利用でき、駅前にはタクシーが行列しているほどタクシー余りの現状だ。
UberXのエコノミーが日本に上陸するとかなりのインパクトを持って受け入れられると思うが、国内で一般的に普及するのには5年10年のスパンで考える必要があるのではないかと思います。
- 日本のタクシーは捕まえやすい
- 日本のタクシーは品質高い
- スマートフォンネイティブの世代はタクシーを利用しているのか?
Uberのような新しい世代のエコノミーを旧時代のタクシーと同じように考えてしまうのは前時代的な古い考えの老害ですね;-p
ただそれでも600億ドルは加熱しすぎな気がしますが。。。