2009/01/06

Amazon S3 のデータ転送を利用者から徴収出来るサービスを提供

One hard drive every few seconds by Robert Scoble.
One hard drive every few seconds on Flickr - Photo Sharing!

Amazon S3は$0.15/1GB/月という破格のストレージサービスです。
有名所だとDropBoxやセカンドライフのデータなどの保存先として利用されています。

Amazon自身もストレージ容量は無制限をうたい文句にしています。

このサービスは容量だけでなく転送量でも課金してきます。
S3にアップロードするのに$0.1/1GB、ダウンロードするのに$0.17/1GBとなっています。

もちろん10TB単位で扱う場合は割引などが効いて大変お得です;p

 

今回新しく提供されるサービスRequester Pays Bucketsは、データを必要とするユーザーがダウンロードする際にダウンロードする側がその転送量を負担するサービスです。

新機能では,「バケット」と呼ぶデータの固まりごとにデータ転送料/リクエスト料をデータ取得者に課金するRequester Pays Bucketsの指定が可能となった。同機能を利用すると,他者に大量データを提供するといった場合に経済的負担が軽減される。

Requester Pays Bucketsはデータを取得する側に課金するため,データ取得者のユーザー認証が必要となり,匿名リクエストは利用できない。

ちょっとどの様な場面で使用するのか想像できませんが、複数に大容量のデータを配信する・有料配信などで活躍できるサービスかも知れません。
定額制というわけではなく、ユーザー側に従量課金というのは面白いかも。

バケット1個のサイズは1バイト~5Gバイトという。

これで、ある意味個人で有料動画配信サービスが開始できるわけですね!

 

via ストレージ・サービス「Amazon S3」,転送料などをデータ取得者へ課金可能に:ITpro