2009/12/21

Rackspace Cloud に申し込んでみた。

The Rackspace Cloud by Laughing Squid.
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クラウドコンピューティングの分野で意外と珍しいAmazon EC2と競業するサービスのRackspace Cloudというサービスに申し込んでみました。

公式サイト→Cloud Servers - Powerful Cloud Computing Servers by Rackspace

サービス自体はまさにAmazon EC2クローン(どっちが先行していたか知らないけれど)という感じで、起動したい仮想マシンのスペックを選んで、その上で動かしたいLinuxディストリビュージョンを選択すればそれでマシンが起動します。以上。

Amazon EC2に比べると

  • 選択できるOSがLinux系に限定される
    Windows Server等は用意されていない。ただし、RedHatはインスタンスに追加料金で選択可能
  • Amazon Web serviceのような豊富な選択肢は無い
    Elastic MapReduceやAmazon RDS等の複数のサービスは提供していない
    単機能だけに特化したサービスを利用したい場合は1から自分でくみ上げる必要がある
  • 情報が少ない
    この分野はAmazon EC2を中心にHadoopなどはあらかじめAPIが用意されているけど、残念ながらそこまでメジャーじゃないのでその辺は苦労しがいがある
  • サポート体制を全面に押し出してる
    公式サイトに行っていただけると分かると思いますが、Amazon Web Serviceとの大きな違いでしょうか。24時間365日のサポートをうたってます。
  • 安い!
    Amazon EC2の最小インスタンスを1ヶ月間起動しっぱなしにすると、約60ドル(11月1日にインスタンスの値下げで$0.085)で、いくら安いと言ってもiPhone1台分くらいにはなりかねないので、 サーバ運用の練習やサンプル作成くらいの使い方だと案外お高い価格設定。それに比べて・・・

やっぱり自分にとっては価格は無視できなかったです;p

RAM[MB] Disk[GB] Cost[$]
256 10 0.015
512 20 0.03
1024 40 0.06
2048 80 0.12
4096 160 0.24
8192 360 0.48
15872 620 0.96

最小コストで考えると月1,000円程度に押さえることが出来ます。
256MBのマシンになっちゃいますが、サーバの練習用としてなら全然ありなスペックだと思います。もちろんAmazon EC2と同様にデータ転送料は従量課金です。

さらに、提供されるサーバは全て64bitインスタンスになるのでいざというときに上位にインスタンスへのアップグレードも簡単・・・かもしれないそうです。
やっぱりコストパフォーマンスは魅力的。

 

実際の申し込みプロセスでWebから入力するのは10分程度。
クレジットカードの認証などで1時間程度で完了。
その後すぐにインスタンスを起動したり出来ます。

ただ、お申し込みの際に注意するのは電話番号の欄。
あちらからかける際には国際電話になるので、お使いの電話番号の前に81をつけるようにしましょう。なので81 080 xxxx xxxxみたいな感じで。
特別にこれを書くという事はお分かりいただけるでしょうが、

向こうから本人確認のために国際電話がかかってきます。

これには驚いた。
正直英語でYes? No?とか突然言われると結構心臓に悪いです;p
この時の質問内容は先ほど自分で入力した項目の確認みたいなものなので、冷静になれば・・・冷静になれれば・・・!

 

これで申し込みは完了です。
格安クラウドをお楽しみください。