2010/08/18

GMOが始めるPersonal Desktop as a Service

なにやらお名前.comなどの国内ネット産業では巨大なGMOさんがおもしろいサービスを開始していました。
これぞまさに昔から夢に見た Personal Desktop as a Service = PDaaS ではないですか!
コンピュータ資源をクラウドで提供を受けるIaaSやHaaSが一大産業になれるのなら、個人用デスクトップすらクラウドで提供してくださいと言うこの発想が一歩前進。

リモートデスクトップ専用サービス|お名前.com Windowsデスクトップ 
このサービスは簡単に言うとGMOがデータセンターでWindows Serverを動かしているので、そこへのログイン(リモートデスクトップ経由)の権利を1ヶ月から1年の単位で販売します というもの。

例えば、
・職場や外出先からアクセスして必要なファイルを開きたい、という方!
・自宅のパソコンでは時間が掛る作業を実行させたい、という方!
・FX自動売買用に快適かつ安定した環境を探している、という方!

GMOさん自身が 高負荷 常時機動 を前提にこのサービスを組んでいるようなので家のマシンじゃ物足りないというか、無駄に高スペックで電気代かけたくないとか いろいろ理由はあるでしょうが、魅力的とまではいかなくても、それなりに応用は利きそう。

メモリー1GBに回線は共用100Mbps。
トラフィックの面では自宅にサーバを構えるよりかはいいのかもしれません。一応日本大手のネット業者のGMOなので下手に個人がやっているよりかは安心できるのではないでしょうか。さらに、転送料課金されないので安心です。


実はAmazon EC2やRackspace Cloud Serverでも同様のことは可能です。
Windows Serverのインスタンスを起動してそれらにRDPでアクセスをかけるところは同じ。ただ、やっぱり元々サーバ用のOSなので個人で使うWindowsXPや7などのOSとは結構雰囲気が違います。そのあたりをGMOさんが隠匿してくれているので、個人で“利用する”という分には圧倒的にこちらの方がお得です。
ただ、逆にサーバの機能は使えないようになっているのでVPSとして利用することはできません。

海外のクラウドサービスをクラウドデスクトップとして使おうとする際の一番の障害は通信のボトルネックですが、このサービスなら国内のデータセンターとつながることができるのでそれなりに快適かな。
ちょっと使ってみたいサービスです