2011/02/28

誰も作らないからNTTデータが作ったクラウド向けハードウェア

Hadoopなどのクラウド基盤技術について比較的早い段階から研究投資しているNTTデータが、クラウド基盤技術を安価に提供するハードウェアの販売を開始しました。

パブリッククラウドはセキュリティが不安ではありませんか? プライベートクラウドは提供事業者がたくさんあって比較が難しく選びづらいということはありませんか? お客様がデータセンタ、ハードウェア、サービス事業者を選ぶことなく、 クラウドサービスが利用できる「プライベートクラウド」。 それが 「Lindacloud」です。

link: Lindacloud|Lindacloudとは?

Hadoopなど特定のサービスに限定しているのでハードウェアとサービスをセットにしてスピード納品というのがNTTデータの唱える特徴。
そしておもしろいのがLindaCloudを構成するハードウェアはNTTデータ謹製の専用マシンとなるわけですが、CPUはサーバ向けのXeonではなくCore 2 QuadでマザーボードもMini ITXという通販とかで買えそうなそんなハードウェアになっています。
Hadoopは元々スレーブが1台落ちたとしてもシステム全体をダウンさせずに継続できるように設計されているので1台1台が耐障害性やエラー訂正などの機能は格別必要とはしていないこのようなシンプルなサーバはもってこいです。

処理能力が必要になればもう1つラックを買えば良いっていうのは簡単でいいですね。

Lindacloudは、高さ42Uのラックに搭載した35台の専用サーバーユニットで構成する。合計で32個のプロセッサと、256Gバイトのメモリー、128T(テラ)バイトのハードディスクを搭載して、価格は800万円(図1)。インテグレーション費用も含まれていることを考えると、安価といえる。

link: Hadoop専用機「リンダ」を解剖 - サーバー新潮流:ITpro