2009年 7月8日号の日経コンピュータの記事なのですが、クラウドコンピューティングがどうのこうのではなくその裏側がどんなレベルなのか、どうなっているのかという記事がなかなかおもしろかったです。
これぞまさに規模の経済!!
内容を詳しく書くと怒られそうなので、チャプターだけでも。
クラウドは
- メガデータセンターである
- グーグルである
- コンテナである
- 高速である
- 大きいほど良い
- 並列処理である
- エコシステムである
- 重大な脅威である
こんな感じ。
実は内容的にはクラウドを追いかけてきた人には真新しい内容がないかもしれませんし、少し前に流行ったクラウド解説本の「今世界はこんな規模なんだよ!!」みたいな部分を抜き出してまとめた感じです。
でも、すばらしくよくまとまっていますし雑誌特有の読みやすさがあります。
PCの単体性能は5年前から頭打ち状態で、それを打開するのがコンピュータの並列化だ みたいなお話だったり、5万台以上のスケールのデータセンターは1,000台規模の中規模データセンターに比べて効率が6倍以上良いというお話だったりなかなかすごい世界。
そんな中でも先進的なGoogleの「冷やしても冷やさなくてもハードディスクの故障率は変わらない。なら冷やさない」というすばらしい考えには驚きました!!!
これは個人利用するPCの場合には考え直した方が良さそうですが、そう言う時代なんだなぁ~と。
もちろんクラウド以外にもおもしろい記事が書かれています。
ちなみに今回の特集は“「見える化」では不十分 勝つためには「見せる化」”です。