前回書いた百度が広告の競争入札を不正に引き上げていた問題など、中国のインターネットユーザに不振感を募らせているようです。
2月17日、中国国営放送の中央テレビ局(CCTV)をはじめとする中国メディアは、中国検索エンジン最大手、百度の「リスティング広告不正問題」を機に、中国検索エンジン業界全体へ批判を拡大しているという。
11月に中国中央テレビ局が百度のリスティング広告不正問題を報道(後に CEO ロビンリー氏が謝罪)したことで、同社株価は12月第1週、第2週の間に14%の下落を記録した。
中央テレビ局が報道したリスティング広告の不正問題は、百度による入札価格のつり上げのほか、実際には効果のない偽医薬品、許可のない医療広告が掲載されているという内容であった。
ちなみにリスティング広告というのは
検索エンジンの検索結果ページに有料でテキスト広告を表示するサービス。
リスティング事業者に料金を払ってキーワードを登録すると、大手ポータルサイトなどからそのキーワードで検索したときに、検索結果の上位ページに「スポンサーサイト」などと題して自社サイトの広告が表示される。的確なキーワードを設定することにより、サイトへのアクセス数を増やすことができる。1つのキーワードに複数の会社が登録した場合には、掲載スペースをオークション形式で競売することになる。
有料リスティングサービスとは 【paid listing services】 - 意味・解説 : IT用語辞典
これのことのようです。
さらに今回はGoogleも同じ広告を出していたと言う点で指摘を受けています。
これによって、中国のインターネットユーザには検索エンジン業界に不振感を持ち始めるひともいるそうです。
これによって、ネット全体に不振感が広がる可能性も示唆しています。
via 【中国】百度リスティング不正問題、中国検索エンジン業界全体に飛び火か - japan.internet.com Webビジネス