IBM買収の噂が出た直後のSunの株価
JavaというのはSun Microsystemsの事です。
もちろんSunはJavaの生みの親ですが、Javaの利権を独占しているわけではないです。でも、Sunの事をJavaと言う理由はNASDAQの証券コード（GoogleならGOOG、MicrosoftはMSFT）がJAVAなんです!
Sun，NASDAQの証券コードを「JAVA」に変更：ITpro
ちょうど同じタイミングでSun式クラウドプラットフォーム “Sun Cloud” を発表したので注目が集まったのか話題を持って行かれたのか…
JavaやMySQLなど現在のインターネット技術のインフラで無視できない技術、OpenOfficeやSolarisなどのエンタープライズ向けのサービスなど多く保有しているSunですが、巨人IBMの前では圧倒的なマーケティングの差があります。
約65億ドル規模の買収になるのではという噂だそうです。
ちなみにIBMが敵対的買収というのではなく、Sunが身売りしてHPが断って…というのがWSJの報道です。
気になるのが買収目的。
Javaで持ち直したSunですが、すでに市場は頭打ち。エンタープライズ市場ではすでにIBMが圧勝している状況で、その分野にSunの技術を持ち込むことは自社製品と競合する可能性が高いです。あとは、独禁法のリスク。
でも、Sunのシステムを利用していた顧客はサポートがIBMになったら何だかめっけもんですよね;p
両者のクラウドコンピューティング分野に関してどんな影響があるんでしょうか?
IBMは完全に他社に真似できない規模でプライベートクラウドのキャリアーとなっています。今回発表されたSunのSun Cloudはどちらかというと個人・中小企業向けという感じがします。
もしかしたらIBMがクラウド分野で死角なし! にするつもりなのか…世界に5台のコンピュータのためにどんどん世界は集約していくのかもしれません。
あくまで噂なので今のところはどうなるかは分かりません。