何というかこんなオープンな感じではなかったですが、講師の方々・運営の方々お疲れ様でした!
3月13日(金曜日)に開催されたOSC'09(オープンソース カンファレンス)大分に参加しました。本当は今日(14日)も開催されていたのですが残念ながら参加できませんでした。
オープンソースカンファレンス2009 Oita - 展望風呂で、オープンソースの展望を語る。
その感想メモです。
足りない頭で昇華したものをメモしたので、勘違いなどが多数にあると思います:p
- OpenLDAP
プロトコルの一種
プロトコルなのでOSに依存しない
RDBMSがデータを管理するものとすると、LDAPはコンピュータのリソースを管理するもの。
Microsoft Active Directoryなどのサービスも同様。
ライセンスはBSDで公開されている
データの構造は木構造
頻繁なデータの更新には向かない
木構造の枝単位で分散させることが可能 = 負荷分散行いやすい(レプリケーション・リファラル)
木構造の設定としては、リソース管理単位で。組織構造単位にすると無駄が多くなる
無駄に枝を増やさない
日本語の情報が少ないので、信頼に足るか注意
場合によってはサポートを求めるのもあり
2006年頃から開発が集中するので、ディストリビューションによってはバージョンに注意
最新2.4よりも、業務で使うなら2.3系
replogコマンドは使わない方が良い
マスターからスレイブにコピーするか、スレーブからマスターのデータを取り寄せるかの違い
- TestLink
ソフトウェアのテスト管理システム
現在TestLinkの日本語化は完了している
機能の増加に伴ってソフトウェアのテストケースが増加
テストが制作工程の5/6割を占めている現状
このテストケースを管理するシステム
PHP/MySQLで動作する
導入コストがオープンソースなので無償で
XAMPPとセットにしたパッケージも公開されている
ダウンロード - TEF有志によるテスト管理システムTestLink日本語化プロジェクト
世界中で利用されているので、情報が豊富
テストケースのバージョン管理
Webベースなのでどこからでもデータを入出力出来る
仕様や要件との関連づけ出来る(テストケースの作成も)
仕様書も書き出し可能
バグ管理システムと連携させることも可能
洗い出すことで前もってバグを見つける手助けも
- OSSの活用
オープンソースで商売するには
情報サービス産業・16兆円のうち過半数を受託が占める
ただ、従業員20人以上の企業は、日本全体の5%しかない
残りの90%弱がソフトウェア産業にとって未開の地
国主導でJ-SaaSと言うものが進行しているそうだ
20人以下の企業にとってシステムを導入してもらうのは至難の業
ソフトウェアの流通経路として
・パッケージ
・SL
・SaaS (クラウドコンピューティング)
ただ、オープンソースソフトを提供しているだけではダメ
利用者の方が詳しいかもしれない時代 = 競争相手になるかもしれない
仕入れ値(オープンソース)が安い = 競争相手が多い
プロダクト+αの時代
ドラえもんメソッドの思考
オープンソースの良き利用者から、ベンダーに
ソースコードを読もう! 書こう!
- やれば出来るOSS
金・人がいない
それならば無償のオープンソースソフトウェアを自分で導入
ただ、トラブルに対応するには表面的な知識だけではダメ
やる気次第でいくらでも出来る!!!
- KNOPPIX/Math
↑現行最新バージョン
現在KNOPPIX 6.1ベースの2009を開発中
1CD Linuxとして有名なKNOPPIXをベースに数学関連のオープンソース(?)ソフトウェアを大量にまとめたもの
リアル数学ガール:p
やっぱりグラフなどを動的に見せられるとそれだけでも興味がわく
- TYPO3
オープンソースのCMS
非常に高機能
ヨーロッパ産のCMSで、欧州を中心に人気を博すが日本では影が薄い
PHP/MySQLで動作
動的生成でキャッシュを保存する!?
戦利品として、日本仮想化株式会社の仮想化に関する冊子。
OpenSUSE 11.1のディスク。
実は今日開催されるセッションの方がクラウドなどの魅力的な言葉あって行きたかったんですが…
感想として
- 若い人の方がクラウドに関心が高い(Roma/Fairyの単語が飛び出した瞬間感動した!!)
- 福大やべぇ!
- 高専はもっとやべぇ!!
- ネット+ネットブックが切実に必要
こんなところで。
ご苦労様でした。