2008/12/24

mixi年賀状の意外なリスク


年賀状 on Flickr - Photo Sharing!

日本最大のグリーティングカード"年賀状"

そして今年はインターネットから相手の住所を知らなくて申し込めるようになりました!
ミクシィ年賀状 は2009年1月15日まで受付中

 

ただ、このmixi年賀状にも隠されたリスクがあるようです。

Advocatus Diaboli: mixi年賀状を受け取ってはいけない場合について。

つまり、「第三者には受取人が入力した個人情報を流すことはしないが、株式会社ミクシィ自身が自己の判断と処理により、受取人に他者のサービスの案内を流す『可能性はある』」ということです。明言はありませんでしたが、当然に他者サービスの提供者である他者からの有償の依頼を受けて当該サービスの案内を行なうことも、ここでいう「弊社以外のサービスのご案内を行う」場合に含まれると考えてよいでしょう。

要するに、前述Bケースにおいて、mixi年賀状の受信受諾をすると、受信者は、自動的に株式会社ミクシィに対し、「紙の」ダイレクトメールを送付する能力(住所氏名情報)と権利を与えることになるのです。

これは予想外です。
年賀状は受け取る側がmixiに住所を登録することで、年賀状を出したい人に受け取る側が住所を知らせなくて良い利点があります。

ただ、その個人情報をmixi側はダイレクトメールなどに利用するとのこと。
利用することに同意しないと住所は入力できません!

 

…なんと言うことでしょう。
マイミクを人質にしたような感じもしないこともないです。

前に書いた

mixi利用規約が4月1日に改訂されるようです。
mixi利用規約http://mixi.jp/rules_sample.pl
制定日 平成20年4月1日 制定
第18条 日記等の情報の使用許諾等
1. 本サービスを利用して、ユーザーが日記等の情報を投稿する場合には、ユーザーは弊社に対して、当該日記等の情報を日本の国内外において無償かつ非独占的に使用する権利(複製、上映、公衆送信、展示、頒布、翻訳、改変等を行うこと)を許諾するものとします。
2. ユーザーは、弊社に対して著作者人格権を行使しないものとします。
つまり、mixiでおもしろい日記を書いている人の日記を勝手に本にして出版されたり、写真やイラストなんかをアップしている人はそれをどのように使われても文句が言えないというものです。
さすがにそんな横暴な事はしないと思いたいですが、レビューで書いたことを広告代理店に売ったりできちゃうわけだ(すでにしてるかもしれないけど…
もともと、知り合い同士でPublicでないコンテンツを公開できることがmixiの意義だったような気もします。
追記
一部ユーザーの間ではmixiに投稿した日記などが、許諾なく書籍化されるなどするのではないか、といった声が上がっていた。ミクシィは、「mixiのサービス内で作成した日記、著作物の情報について、従来どおりユーザー自身が権利を有することに変わりはない」と説明。このため、ユーザーの日記などの情報を書籍化することに関しては、事前了承なしに行なうことはないとしている。サーバー格納での目的で複製。「日記等の無断使用はない」とのこと。
だそうです。
でも、規約改定は改訂しないのでしょうか?

こういった問題もあるので、解決されていくのかも知れません。