2014/10/17

さくらのクラウドを簡単に操作するライブラリ saklient が公開されました

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これまでもREST APIは公開していたのですが、今回は便利に使うことのできる各言語に対応したライブラリの提供を開始しました。

APIライブラリ”saklient”(β)を公開しました | さくらのクラウドニュース

 

まだβリリースの段階ですが、以前書いたPowerShellのように回りくどく頑張らなくてもいいんです!!
もっと簡単に扱うことが出来るんです!!

 

というわけで早速Pythonで試してみました。

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$ python3.4 UpServer.py 

searching archives

searching scripts

creating a disk

creating a server

connecting the server to shared segment

waiting disk copy

connecting the disk

booting the server

ね、簡単でしょ。(これだけ見ても伝わらないと思うのでサンプルを御覧ください)
スクリプトの中身はsaklient sampleの中に用意してくださっているPythonのコードをただ持ってきただけです。
# Stop以下を除いてコピペしています。
# またアクセスキーの指定の部分がsys.argvになっていたのですが面倒臭いのでPythonのコードの中に埋め込んじゃいました。

 

スケールアウトする仕組みであったり、決められた時間でスケールアップした、アーカイブ取得のバッチ化であったり…REST APIを直接ゴニョゴニョするのもいいですが、扱いやすい形で提供されているとプログラマブルに活用できそうです。

ベータリリースの段階ですので仕様変更などが入るかもしれないということはご注意ください。

新iPadファミリーとiMacが発表されました。

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新しいiPad Air 2が発表されました。
ただでさえ薄くなったiPad Airよりさらに18%も薄くなり6.1mmの厚みとなりました。

またiPhoneではすでに搭載されていたTouch IDも搭載となりました。

Apple - iPad Air 2

 

 

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同時にiPad mini最新版 iPad mini 3が発表されました。
こちらはTouch IDの搭載以外は特に真新しい感じは…

Apple - iPad mini 3

 

 

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今回の目玉はiMac 5K Retinaが登場です。
以前より噂されていたように5K対応のRetinaディスプレイを搭載します。

Apple - iMac Retina 5Kディスプレイモデル

文句なしの最高スペックであるのは間違いないです。 
話題の4Kコンテンツですらディスプレイの中で余裕で再生可能です。

ただし価格はプロフェッショナル向けであり、標準スペックでも258000円とかなりお高い感じです。
ターゲットはプロフェッショナルであり、BTOでスペックAGE AGEすると40万超えになるMac Proクラスの製品です。

 

2014/10/16

Android 5.0 が発表されました

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以前よりAndroid Lとして話題には上がっていた最新のAndroid 5.0が発表されました。

Android - 5.0 Lollipop

フラットでありながらものが持つ質感を意識したMaterial Designを全面採用。
アプリのランタイムとしてこれまで利用されていたDalvikではなくARTに変更されます。

マルチデバイス間でのシームレスな引き継ぎなども出来るようになっているそうです。

 

同時に最新の端末であるNexus 6とNexus 9も発表されています。
国内での販売予定とのこと。

N6 moreeverything 1600

 Nexus 6

スペックは文句なく最先端です。
3200mAhの大容量バッテリーを採用しつつも、15分の受電で6時間の利用が可能という高速充電に対応します。 

6インチのディスプレイとほぼiPhone 6 Plus並みのサイズであることは意識しないと。。。

 

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Nexus 9

8.9インチのディスプレイを採用し、iPad Airより少し小さいくらいのサイズです。
プロセッサはNVIDIAのTegra K1を採用します。

 

まだ国内での販売価格が公表されていませんが、初代Nexus 7のような(いい意味での)チープ感がない技術の粋を集めた逸品なのでそこそこの値段がしそうです…

さて、既存のAndroid端末に5.0へのアップデートが公開されるか各社の対応が気になります。

2014/10/13

さくらのクラウドにconcrete5をインストールしてみよう

10/14 スクリプトの一部を修正いたしました。

 

 

先日開催されたPHPカンファレンス2014に参加してきました。
その中のLT大会でConcrete5というものが紹介されていた。
興味が湧いたので早速さくらのクラウドにインストールしてみました。

concrete5 Japan 日本語公式サイト

 

Wordpressと同じくCMSなのですが、Wordpressがブログに特化した側面を持つとすれば、これはモダンなコーポレーションサイトという感じでしょうか。
ちなみにオフィシャルで「Concrete5 Japan, Inc. :: concrete5はWordPressに代わるものではありません。」ということを述べているので導入検討時には一読しておくといいかと思います。
上の動画を見ていただけるとわかるかと思いますが、コンテンツを直感的に修正・編集することが可能でHTMLなどの専門的なスキルがなくても使えそうです。

 

さて、レンタルサーバーにインストールする手順は沢山公開されているのですが、ちょっと興味関心が有るからといってわざわざ契約するのは面倒臭い…そうだクラウドを使おう!

というわけで、さくらのクラウドで簡単に利用できるスタートアップスクリプトを作成してみました。
スタートアップスクリプトを使えば黒い画面(ターミナル)を使わずにセットアップできるので便利です。  

#!/bin/bash

# @sacloud-once

# @sacloud-password required minlen=8 maxlen=100 mysqlrootpass "MySQLのrootパスワード"

# @sacloud-desc-begin
# Apache, PHP, MySQLをインストール後、Concrete5.7.0.4をインストールします。
# サーバ起動後に下記URLにアクセスしウィザードに従ってインストールをこなってください。
# http://サーバのIPアドレス
#
# インストール途中に求められるデータベース情報は下記の通り
# ・サーバー:localhost
# ・MySQLユーザー名:root
# ・MySQLパスワード:下記フォームで設定した文字列
# ・データベース名:db_concrete5
# (このスクリプトは、CentOS6.XもしくはScientific Linux6.Xでのみ動作します)
# @sacloud-desc-end

#---------START OF iptables---------#
cat <<'EOT' > /etc/sysconfig/iptables
*filter
:INPUT DROP [0:0]
:FORWARD DROP [0:0]
:OUTPUT ACCEPT [0:0]
:fail2ban-SSH - [0:0]
-A INPUT -p tcp -m multiport --dports 22 -j fail2ban-SSH
-A INPUT -p TCP -m state --state NEW ! --syn -j DROP
-A INPUT -m state --state RELATED,ESTABLISHED -j ACCEPT
-A INPUT -p icmp -j ACCEPT
-A INPUT -i lo -j ACCEPT
-A INPUT -p tcp -m tcp --dport 80 -j ACCEPT
-A INPUT -p tcp -m tcp --dport 443 -j ACCEPT
-A INPUT -p udp --sport 123 --dport 123 -j ACCEPT
-A INPUT -p udp --sport 53 -j ACCEPT
-A INPUT -p tcp -m tcp --dport 22 -j ACCEPT
-A fail2ban-SSH -j RETURN
COMMIT
EOT
service iptables restart
#---------END OF iptables---------#
#---------START OF LAMP---------#
yum -y install expect httpd-devel mod_ssl php-devel php-pear mysql-server php-mbstring php-xml php-gd php-mysql|| exit 1
service httpd status >/dev/null 2>&1 || service httpd start

for i in {1..5}; do
sleep 1
service httpd status && break
[ "$i" -lt 5 ] || exit 1
done
chkconfig httpd on || exit 1

service mysqld status >/dev/null 2>&1 || service mysqld start
for i in {1..5}; do
sleep 1
service mysqld status && break
[ "$i" -lt 5 ] || exit 1
done
chkconfig mysqld on || exit 1

/usr/bin/mysqladmin -u root password "@@@mysqlrootpass@@@" || exit 1

cat <<EOT > /root/.my.cnf
[client]
host = localhost
user = root
password = @@@mysqlrootpass@@@
socket = /var/lib/mysql/mysql.sock
EOT
chmod 600 /root/.my.cnf
#---------END OF LAMP————#
#---------START OF Concrete5.7.0.4————#
cd /tmp
wget http://www.concrete5.org/download_file/-/view/71439/ -O concrete5.7.0.4.zip || exit 1

unzip concrete5.7.0.4.zip || exit 1

cp -a concrete5.7.0.4/* /var/www/html/ || exit1
chown -R apache: /var/www/html/ || exit 1

echo "create database db_concrete5 default character set utf8;" | mysql --defaults-file=/root/.my.cnf || exit 1
#---------END OF Concrete5.7.0.4---------#

スタートアップスクリプトの登録方法はこちらを参考にしてください → スタートアップスクリプト | さくらのクラウドニュース

 

さて、実際にこのスクリプトを登録して実際にサーバを構築してみましょう。

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登録したConcrete5のスクリプトを選ぶとMySQLのパスワードを入力する枠が出てきます。
このパスワードは後ほど使用するので忘れないで下さいね。 

サーバ起動してみるとものの数分で準備が整い、サーバのIPアドレスにブラウザでアクセスしてください。

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ドロップメニューの中に日本語設定があるのでそれを選択します。

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インストール可否のチェックが行われますので問題ないことを確認します。

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上記のスクリプトを利用すれば問題ない…はず。

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DB接続設定などを編集出来ます。
上記のスクリプトを利用している場合は値が固定されている箇所があるのでご注意ください。

【データベース情報】
 ・サーバー:localhost
 ・MySQLユーザー名:root
 ・MySQLパスワード:(先ほど入力したパスワード)
 ・データベース名:db_concrete5

下線部は固定なので上記をコピペするなどして入力してください。

 

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インストールが動いて少々待つと…

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ね、簡単でしょ。
セットアップになんの労力も必要ないのでさっくり試したいときには是非。

お試しされて本格的に運用しようと思った場合にはこのまま利用するのもよし、レンタルサーバーに載せ替えて公開するもよし。Concrete5オフィシャルではレンタルサーバーへのインストール手順も公開されているのでそちらを参考にしてください。

※このスクリプトはあくまでも簡単にConcrete5を使えるというところに眼点を置いて作っていますので、本番運用に利用する場合にはアクセス権の設定やMySQLの設定など必要に応じて変更してください。