2012/06/10

Windows AzureがIaaSをサポート

Microsoftが展開するクラウドプラットフォームのWindows Azureが大幅強化!
これまではバックグラウンドで動作するWindows Serverの存在は匿名化されており、開発者はその上で使い慣れたVisual studioを駆使してアプリケーションをデプロイするというPaaSでしたが、明示的にWindows/Windows以外のインスタンスを起動することができるようになりました。

新たなWindows Azureとの出会い

Amazon EC2のようにAzure上で動く仮想マシンをウィザードに従って作成したり、ローカル環境にあるHyper-V仮想イメージ(VHD)をアップロードし動作させることも可能になりました。
しかもWindows ServerやSQL Serverの仮想マシンだけでなく、UbuntuやSUSE、CentOSなどのLinuxディストリビューションもサポートされています。もちろんVHDフォーマットでダウンロードしオンプレミス環境下に配置することも可能です。
オンプレミス資産を活用したりハイブリッドクラウドやBCPの一貫として活用できたりするのかも。


他にもWebサイトというのが魅力的。
ASP.NET、Node.js、PHPのWebアプリケーションを数秒でAzure上に展開しトラフィックに応じて共有インスタンスから予約インスタンスを専有したり負荷に応じてシームレスにスケールアップできます。
もちろん1時間単位の課金で大丈夫。
コミュニティベースで管理されているWebアプリにはWordPressなどの定番アプリも即座にWebサイトで展開出来ます。


Windows Azureって今まではWindowsOSプラットフォームでないとほぼ触れない状態だったので今回のアップデートで管理コンソールはHTML5化し、Linux/MacのSDKもリリースされました。
エンタープライズというMicrosoftの守備範囲を段階的にクラウド化させるインパクトはあるんじゃないかなぁと思う・