2008/12/30

"NetBook"の商標が10年の潜伏期間を経て商標権を主張

OLPC XO next to a Psion Netbook 2 by wisdomandwonder.com.
OLPC XO next to a Psion Netbook 2 on Flickr - Photo Sharing!

XOの隣にある古めかしいマシンが、今回の話題になっているPsion NetBookです。
先見の明があるというか10年近く前の製品です。コンセプトとしては今現在のネットブックと同じような感じでしょうか。

もっとも、機能は限定的で、インターネットに接続するのもある意味一苦労な端末です;p
もちろん値段も桁違いですよ。

 

問題なのは、Psion NetBookを販売するにあたって10年以上も前に"NetBook"の商標を複数の国で取得していること。

EeePCなどが市場に出回り、ネットブックのジャンルの名称が一般化し始めた頃、Psion社は主張し始めたわけです。

では「商標 "Netbook" から直接、経済的な利益を得ている」か否かをどう判断しているかといえば、Originいわく"Netbook"の語を含む製品または小売店などの広告を掲載している、あるいはアフィリエイトなど利益を目的としたリンクを張っている時点で黒。つまり個人が運営していても、普通にアフィリエイト広告などを貼りつけているだけで(Psionの商標が有効な地域で、Originの主張によれば) アウトということになります。

しかも、これは販売店やメーカーだけでなく個人Blogさえも狙い撃ちです。
確かにその理屈は筋が通ってるんですが、このご時世にどうなんだって思います:(

今後どうなるのかな。
いっその事ミニノートって呼んだらどうでしょう。自分のBlogではミニノートって書いてることの方が多いですから;p

でも、これがビジネスなんでしょうね。

 

via Psionの「Netbook」商標騒ぎ、広告付きの一般Blogも標的 - Engadget Japanese