2008/06/05

クラウドコンピューティング関連

「PaaS」は67%,「クラウド」も6割強が知らない,知る人の約6割は「将来の業務にかかわる」:ITpro
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/Research/20080520/302788/

PaaSは完璧にたった今作りました ってかんじの言葉のような気もしないでもないです。

「クラウド・コンピューティング(Cloud Computing)」は,ネットワーク上に分散したコンピュータの処理能力やストレージ容量,データ資源,アプリケーション・サービスなどを組み合わせて,「何がどこにあるかを利用者が意識せずに,必要な資源を必要な時必要なだけ使ってサービスを受けられる」環境を指す概念である。IBMや Google,Salesforce.comなどが2007年後半ごろから盛んに宣伝している。今回の調査期間中(4月11日~16日)の4月14日に米 Googleと米Salesforce.comが発表した提携でも,Salesforce.comがSaaSとして提供するCRM機能とGoogleが提供するメール,カレンダー機能などを連携させたものを「クラウド・コンピューティングによるソリューション」と称した。

しかし今回この「クラウド・コンピューティング」の認知度や影響度,利用度を聞いた結果は,上記の「PaaS」とほぼ同じ傾向。認知度の「聞いたことがない」は61.2%でPaaSよりやや低いものの,「業務に通用する知識がある」はPaaSと同じく過去最低の0.5%。“業務への影響度”はPaaSよりやや低く,「将来関わる可能性がある」がキーワード60種の平均を5ポイント弱上回る55.7%に止まった。

「クラウド・コンピューティング」の“応用/利用状況”はPaaSよりさらに低く,「具体化していない」が92.4%でキーワード60 種の最大。「導入を計画している」は3.4%で今回調査分を除くと最低。応用/利用状況スコア1.16は「PLC」の1.17を下回り歴代最下位である。

言葉よりも流れが重要ですよね。

あと2038年問題っいうのも初めて聞きました。でも、クラウドコンピューティングの世界に移行が完了してそうです。

 

 

 

【Citrix Synergy】「自前でサーバーを運用する時代は終わる」--「Does IT Matter?」の著者が指摘:ITpro
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20080523/303845/

「19世紀末,工場主は自前で発電機を運用していた。しかし『電力会社』が現れると,誰もがネットワーク経由で電力を使うようになった。同じことがITでも起こる。コンピュータ利用は今後,ユーティリティ・モデル,クラウド・モデルに移行する」

KONICA MINOLTA DIGITAL CAMERA

要するにPCの性能が頭打ちになった代わりにムーアの法則は維持され、価格は低下を続けるおかげでEeePCのやうな端末が出てこれるわけです。そして、代わりにネットワークのインフラと回線速度は上昇している。

だからクラウドコンピューティングの考え方が成立すると言うことですね。

 

 

 

アップルが目指す5年後のデジタルホーム--Forresterが予測:ニュース - CNET Japan
http://japan.cnet.com/news/tech/story/0,2000056025,20373814,00.htm

    1. 予想された通り、Macintoshが家庭の至るところに配置されるようになる。
    2. 動画ストリーム、音楽、写真を家庭内に配信するホームサーバ製品が、デジタルの「ハブとスポーク」方式のエコシステムとして機能する。
    3. 「AppleSound」ユニバーサル音楽コントローラがスタンドアロンの「iPod」として使われ、ホームステレオ専用アンプを通じて音楽と動画のコントローラとしても使われる可能性がある。もちろんタッチスクリーンを搭載し、Appleのホームサーバにアクセスしてインターネットにも接続できる。この機器は本質的に、リモコン装置、モバイルインターネットデバイス、統合されたデジタルホームAV/ITシステムへのゲートウェイの役割を果たす。
    4. たとえばBoseクラスの音質を備えたスピーカーと高品位な9インチスクリーンを備え、ネットワークで結ばれた「時計付きラジオ」やデジタル写真フレームを、家庭内の至るところに配置する。これらの小型機器は、音楽、動画、そして予想されているようにデジタル写真を家庭内に配信するはずだ。
    5. 最後に、メディアを拡張するApple TV製品がある。Apple TVについては、長らくうわさされているBlu-ray Discプレーヤーとの統合や、デジタルビデオレコーダーとの統合も考えられ、ジョイントベンチャーのセットトップボックスにもなっていく可能性がある、と報告書は推測している。

クラウドコンピューティングには関係ないですが、なんともアメリカナイズな未来予想図ですね。

ただ、家庭はこのような姿になったとしても、これからネットワークでつながる先にはよりパーソナルなクラウドコンが存在する…そんな風に思っています。

 

 

 

SaaS、クラウド・コンピューティングの将来はバラ色か - @IT
http://www.atmarkit.co.jp/news/analysis/200805/26/cloud.html

SaaSやクラウド・コンピューティングの選択肢が増えることは、ユーザー企業にとってもちろん望ましいことだ。しかし、個々のベンダのレベルで見るとどうだろう。サービス自体のマージンの低さ、そして中堅・中小企業を対象とする際に避けられない料金の低廉化、参入ITベンダの増加による競争の激化、さらに外部からの参入によるマージンの低下――。こうした要因により、各ベンダは微妙なかじ取りを強いられるはずだ。最終的にはユーザー企業からの信頼に基づくこのビジネスの将来は、完全にバラ色とは言い切れない。

これは対中小企業向けのサーバーとセットで提供するクラウドコンピューティングのスタイルでの話みたいです。

これはクラウドよりもSaaSですね。

 

 

 

Googleの開発者イベント「Google I/O」初日基調講演レポート
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2008/0530/google01.htm

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基調講演は、その後、Client、Connectivity、Cloudの3つのテーマに沿って、6つの技術を紹介した。紹介されたのは、Google Gear、Android、App Engine、Data API、Google Web Toolkit(GWT)、Open Socialである。

Googleの考えはデータはWebに置いておくことであらゆる端末でそれを取り出せるようになる = いつでも広告展開出来る。と言うことでしょうか?

今回の発表で真新しいのはApp Engineぐらいでしたが、確実に形になっているのですごくワクワクします!!

 

 

 

グーグルとアマゾンのクラウドの違い - @IT
http://www.atmarkit.co.jp/news/200805/29/cloud.html

これも気になるところです。

  • Google App EngineはWebアプリケーション特化
  • GAEはWebアプリケーション作成に特化したプラットフォームを提供している。これに対しAWSは、より汎用的なコンピューティングプラットフォームを提供するものだ。

    GAEで利用できる開発言語は今のところPythonだけで、SDKにはRubyに対するRuby on Railsに相当する、Python向けWebアプリケーション作成フレームワーク「Django」が含まれている。Django以外のフレームワークを使うこともできるが、いずれにしてもPythonを使ってWebアプリケーションを作成することに変わりはない。SDKをインストールしたローカルPCで開発し、それをGAEにアップロードすることでWebサービスを立ち上げることができる。

    GAE上の開発にはグーグルが提供するAPI群も利用できる。SQLライクなGQLでデータベース機能を提供する「Datastore API」、画像の回転やリサイズを行う「Images API」、メールの送信を行う「Mail API」、メモリ上にデータをキャッシュすることでレスポンスを高速化する「Memcache API」(名前から分かる通り、グーグルはmemcachedに相当する機能と説明している)、HTTP関連の「URL Fetch API」、ユーザーアカウントやログイン情報を管理するための「Users API」などが利用できる。

    GAE上で稼働するWebサービスは、グーグルのインフラ上で大規模利用に耐えるほどスケールする、というのがグーグルの売り文句だだ。グーグルでは具体的な数値を示していないが、例えばGAE上で作ったWebサービスをFacebook上で公開するなどで、今日思いついたWebサービスが、1週間後にグーグルのインフラ上で数百万人に使われるということもあり得るだろう。

     

  • Amazon Web Servicesは分散処理もできる汎用プラットフォーム
  • Amazon EC2はよりPCに近い仮想環境を提供する。開発言語どころか、どのOSを使うかも自由だ。アマゾンやアマゾンのパートナー企業が公開しているAMI (Amazon Machine Image)と呼ぶ仮想OSイメージを使うことで、Red Hat Linux、Ubuntu、SolarisなどのOSが利用できる。ユーザー自身がイメージを作成することもでき、あらかじめカスタマイズしたイメージを用意しておけば、同一の開発環境を100台用意するといったことも可能だ。

    AWSにはAmazon EC2のほかにも、仮想ストレージ(Amazon S3)、仮想データベース(SimpleDB、AmazonSQS)などがあり、これらを組み合わせることさまざまな目的に利用できる。

  • クラウド(雲)の形はけっこう違う

    Webのプラットフォームとしてのクラウドか、インフラその物としてのクラウドか…

ニューヨークタイムズの技術担当者は、AWS上でHadoopを使うという手法を実際に実行する際、パニックになることもあったという。誰もやったことがない新しい手法だったからだ。しかし、こうした事例は今後も増えてくるだろうし(Hadoopの事例集)、潜在的なニーズは大きいと思われる。たった1人のプログラマが240ドルの利用料を払い、4TBの画像データを1日で処理できてしまう時代になったのだ。

と言う点が印象的ですよね。

 

 

 

japan.internet.com Webビジネス - Google、クラウドベースの検索インフラサービスを刷新
http://japan.internet.com/busnews/20080604/12.html

Google が、これまで『Custom Search Business Edition』(CSBE) と呼んでいたホスティング型の検索機能構築サービスに、新しい機能を加えて呼称も新しくした。Google によると、新たに『Google Site Search』(GSS) と命名された同サービスは、より多くのコンテンツに到達できるようインデックス作成機能が強化され、検索結果に関するカスタマイズ機能もより多く提供されているという。

それぞれの会社が検索のためのインフラを持っている必要ながないので効率が良いですよね。たぶん…